CAICAD Research Memo(3):連結子会社3社の譲渡などにより、「金融サービス事業」の抜本的な再編を実施
[24/01/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
*13:03JST CAICAD Research Memo(3):連結子会社3社の譲渡などにより、「金融サービス事業」の抜本的な再編を実施
■「金融サービス事業」の再編
1.「Zaif」を含む連結子会社の譲渡など
CAICA DIGITAL<2315>は、「金融サービス事業」の抜本的な再編を目的として、2023年10月31日付けでカイカエクスチェンジホールディングスの全株式をクシムに譲渡した※。本件に伴って、カイカエクスチェンジホールディングスのほか、暗号資産交換所「Zaif」を運営するカイカエクスチェンジ及び暗号資産に関する投融資業などを営むカイカキャピタルの3社が同社の連結対象から除外される格好となった。また、独自のワラント証券や暗号資産関連商品を取り扱ってきたカイカ証券についても、第一種金融商品取引業と投資運用業の廃止を決定し、2023年11月30日付けで廃業とした。この数年、「金融サービス事業」は暗号資産市場の低迷による影響を受け、業績及びキャッシュ・フローの面で大幅なマイナスの影響を及ぼしてきたが、今回の事業再編により大幅な改善を図ることが可能となる。一方、注力するWeb3ビジネスとの親和性が高く、また将来的な収益源の1つとして位置付けていた「Zaif」が連結除外となることは戦略的な痛手となるものの、後述のとおり、譲渡先のクシムとの資本業務提携により、ビジネス上の連携を継続することが可能となっている。
※同社グループが保有するカイカエクスチェンジホールディングスの全株式31,549株を1株1円(合計31,549円)で譲渡した。
2. クシムとの資本業務提携の締結
連結子会社3社の譲渡とともに、譲渡先のクシムと資本業務提携を締結した。クシムへの第三者割当増資※を実施する一方、今後のWeb3ビジネスの拡大やカイカコインを活用したビジネスの拡大、「Zaif」の運営継続を目的とした運営ノウハウなどの提供を通じて、共創関係の構築を図る内容となっている。
※クシムに対して7,291,700株を1株につき48円で発行(割当)した。なお、本件により調達した約330百万円(手取り概算額)は、今回の株式譲渡の条件に従い、カイカエクスチェンジの資本増強等に充当されている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
<HH>
■「金融サービス事業」の再編
1.「Zaif」を含む連結子会社の譲渡など
CAICA DIGITAL<2315>は、「金融サービス事業」の抜本的な再編を目的として、2023年10月31日付けでカイカエクスチェンジホールディングスの全株式をクシムに譲渡した※。本件に伴って、カイカエクスチェンジホールディングスのほか、暗号資産交換所「Zaif」を運営するカイカエクスチェンジ及び暗号資産に関する投融資業などを営むカイカキャピタルの3社が同社の連結対象から除外される格好となった。また、独自のワラント証券や暗号資産関連商品を取り扱ってきたカイカ証券についても、第一種金融商品取引業と投資運用業の廃止を決定し、2023年11月30日付けで廃業とした。この数年、「金融サービス事業」は暗号資産市場の低迷による影響を受け、業績及びキャッシュ・フローの面で大幅なマイナスの影響を及ぼしてきたが、今回の事業再編により大幅な改善を図ることが可能となる。一方、注力するWeb3ビジネスとの親和性が高く、また将来的な収益源の1つとして位置付けていた「Zaif」が連結除外となることは戦略的な痛手となるものの、後述のとおり、譲渡先のクシムとの資本業務提携により、ビジネス上の連携を継続することが可能となっている。
※同社グループが保有するカイカエクスチェンジホールディングスの全株式31,549株を1株1円(合計31,549円)で譲渡した。
2. クシムとの資本業務提携の締結
連結子会社3社の譲渡とともに、譲渡先のクシムと資本業務提携を締結した。クシムへの第三者割当増資※を実施する一方、今後のWeb3ビジネスの拡大やカイカコインを活用したビジネスの拡大、「Zaif」の運営継続を目的とした運営ノウハウなどの提供を通じて、共創関係の構築を図る内容となっている。
※クシムに対して7,291,700株を1株につき48円で発行(割当)した。なお、本件により調達した約330百万円(手取り概算額)は、今回の株式譲渡の条件に従い、カイカエクスチェンジの資本増強等に充当されている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
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