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フォーバル Research Memo(6):2024年3月期は売上高62,000百万円、営業利益3,000百万円を予想

注目トピックス 日本株
*16:46JST フォーバル Research Memo(6):2024年3月期は売上高62,000百万円、営業利益3,000百万円を予想
■今後の見通し

フォーバル<8275>の2024年3月期通期の連結業績は、売上高が前期比4.1%増の62,000百万円、営業利益が同22.8%増の3,000百万円、経常利益が同10.4%増の3,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同13.1%増の1,900百万円と、売上高・各利益ともに増収増益予想である(期初予想通り)。

フォーバルビジネスグループでは、F-Japan戦略を梃子に全国の中小企業のGDXを支援する。顧客である中小・小規模企業は、在宅ワークやペーパーレス化、セキュリティ強化などさらなるデジタル化が求められている。同社は、ストック型ビジネスであるアイコンサービス(及びその派生メニュー)を主力に、顧客数増加及び平均単価向上に注力する考えだ。また、中小・小規模企業のDX・GXを推進するアドバイザーの育成にも積極投資をする。フォーバルテレコムビジネスグループでは、前期(主に上期)に電力サービスの仕入価格上昇による利益水準の低下を余儀なくされたが、仕入価格上昇分を価格転嫁した契約改定により、収益性が大幅に回復している。2024年3月期のフォーバルテレコムの営業利益予想850百万円(前期比48.2%増)に対して、第3四半期時点の進捗率は86.5%と順調に推移している。総合環境コンサルティングビジネスグループでは、企業向けの自家用の太陽光発電システムの需要復調やLED工場の生産性向上・仕入れ工夫などの取り組みにより、増収及び黒字化を想定しており、進捗は順調である。その他事業グループでは、アイテックなど勢いのある子会社が属しており、2024年3月期も成長と収益への貢献が期待できる。外部環境においては、中小企業のDX投資が堅調であることに加え、IT人材不足などが継続しており、同社には追い風である。エネルギー価格の高騰・高止まりに関しては、マイナスの影響を受けない体制を確立している。第3四半期を終えた進捗率では、売上高で74.2%(2023年3月期は70.7%、2022年3月期は70.0%)、営業利益で63.7%(2023年3月期は44.1%、2022年3月期は61.0%)と例年を上回る。全事業セグメントで事業環境及び社内体制が良好であり、進捗も順調であることから、2024年3月期の全社業績目標は十分達成可能であり、上振れも期待できると弊社では考えている。なお、同社は例年第4四半期に利益が集中する傾向にある。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)



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