和田興産 Research Memo(4):期初の予想利益を大きく上回る好決算
[24/05/17]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
*15:04JST 和田興産 Research Memo(4):期初の予想利益を大きく上回る好決算
■和田興産<8931>の業績動向
1. 2024年2月期の業績概要
2024年2月期におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や感染症収束などで個人消費の持ち直し及びインバウンド需要の回復が見られ、サービス消費を中心に経済活動正常化の流れが活発化した。一方、不透明な海外情勢や円安長期化による物価上昇に伴う個人消費停滞懸念、金融資本市場の変動など、国内外の経済動向は先行き不透明な状況が続いている。不動産業界においては、政府の住宅取得支援策の継続や住宅ローン金利の低位安定などで、住宅需要は底堅く推移しているが、建築コストの高止まりによる販売価格への影響や日銀の金融政策による金利動向などが懸念される状況である。
こうした事業環境のなか、同社は新たな用地取得や販売契約の獲得を目指し営業活動に取り組んできた。その結果、2024年2月期の業績は、売上高で前期比9.1%減の38,825百万円、営業利益で同3.2%増の4,528百万円、経常利益で同5.9%増の3,820百万円、当期純利益で同10.8%増の2,638百万円と、減収増益決算であった。2024年2月期第3四半期決算発表時の修正予想に対しては、売上高と営業利益はおおむね予想通り、また経常利益と当期純利益は小幅に上回って着地した。また、2023年2月期決算発表時の期初予想比では、売上高は予想通りであったが、営業利益は予想比25.8%増、経常利益は同36.4%増、当期純利益は同38.9%増と大幅に上回った。分譲マンションの販売が好調に推移し、広告宣伝費等も低減できたことが主因である。以上から、営業利益率は前期比1.4ポイント上昇の11.7%、経常利益率は同1.4ポイント上昇の9.8%、当期純利益率も同1.2ポイント上昇の6.8%と軒並み改善している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
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■和田興産<8931>の業績動向
1. 2024年2月期の業績概要
2024年2月期におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や感染症収束などで個人消費の持ち直し及びインバウンド需要の回復が見られ、サービス消費を中心に経済活動正常化の流れが活発化した。一方、不透明な海外情勢や円安長期化による物価上昇に伴う個人消費停滞懸念、金融資本市場の変動など、国内外の経済動向は先行き不透明な状況が続いている。不動産業界においては、政府の住宅取得支援策の継続や住宅ローン金利の低位安定などで、住宅需要は底堅く推移しているが、建築コストの高止まりによる販売価格への影響や日銀の金融政策による金利動向などが懸念される状況である。
こうした事業環境のなか、同社は新たな用地取得や販売契約の獲得を目指し営業活動に取り組んできた。その結果、2024年2月期の業績は、売上高で前期比9.1%減の38,825百万円、営業利益で同3.2%増の4,528百万円、経常利益で同5.9%増の3,820百万円、当期純利益で同10.8%増の2,638百万円と、減収増益決算であった。2024年2月期第3四半期決算発表時の修正予想に対しては、売上高と営業利益はおおむね予想通り、また経常利益と当期純利益は小幅に上回って着地した。また、2023年2月期決算発表時の期初予想比では、売上高は予想通りであったが、営業利益は予想比25.8%増、経常利益は同36.4%増、当期純利益は同38.9%増と大幅に上回った。分譲マンションの販売が好調に推移し、広告宣伝費等も低減できたことが主因である。以上から、営業利益率は前期比1.4ポイント上昇の11.7%、経常利益率は同1.4ポイント上昇の9.8%、当期純利益率も同1.2ポイント上昇の6.8%と軒並み改善している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
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