エレマテック Research Memo(8):中期経営戦略「エレマテック・プロプラス」を展開中(1)
[24/06/18]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
*12:08JST エレマテック Research Memo(8):中期経営戦略「エレマテック・プロプラス」を展開中(1)
■中長期の成長戦略
1. 中期経営戦略「エレマテック・プロプラス」の基本方針
エレマテック<2715>では、前期まで進めてきた「エレマテックNEXT」に引き続き、中期経営戦略「エレマテック・プロプラス」(2024年3月期〜2026年3月期)を発表しており、以下がその概要である。
(1) 外部環境と挑戦課題
同社では、外部環境の動向として、「地政学的リスクと内外マーケットの変動」「顧客ニーズの高度化・多様化」「サステナビリティ課題への関心の高まり」「働き方の変化とダイバーシティの伸展」を挙げている。このような外部環境を踏まえて、以下のような挑戦課題を掲げている。
a) 成長とリスク分散の観点から日本・中国以外での事業を拡大する
・北米・欧州へのリソース投入
・ASEANでの調達代行からの脱却
b) 開発部の機能強化と各部門の連携強化、外部資源の獲得を目指す
・取引先軸、商品軸での取り組みの強化
・中長期トレンドの継続的フォローと投融資の拡大
c) 地球環境への配慮と社会課題解決への取り組みを強化する
・本業を通じたサステナビリティ課題解決への貢献
・顧客の環境配慮重視を踏まえた仕入先への支援
d) 個々がやりがいを持ち、自己表現できる体制を構築する
・ダイバーシティ&インクルージョンの推進
・従業員エンゲージメントを高める教育・研修・配属の仕組みづくり
(2) 重点施策と定量的目標、重点市場
中期経営戦略の基本方針としては、「前施策は継続進化させ、新中期経営戦略では経営基盤の拡大・強化を進めつつ、ポテンシャル分野に挑戦する」ことを掲げている。これに基づき、以下の4つの重点施策を推進する。
a) 重点施策
(ポテンシャル分野の開拓・深耕として)
・ポテンシャルエリアの本格開拓
・開発部の機能強化
(経営基盤の拡大・強化として)
・M&A・アライアンスによる顧客基盤・事業領域の拡大
・サステナビリティと人的資本への取り組み
b) 定量的目標と重点市場
定量的目標としては、「2023年3月期から2026年3月期までの当期利益※年平均成長率(CAGR:Compound Average Growth Rate)を10%以上とする」としている。この目標を達成するための重点市場として、「オートモーティブ」「アフターマーケット」「医療機器」の3つを挙げている。
※当初は「経常利益」であったが、IFRS適用に伴い、目標を「当期利益」に変更した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
<SO>
■中長期の成長戦略
1. 中期経営戦略「エレマテック・プロプラス」の基本方針
エレマテック<2715>では、前期まで進めてきた「エレマテックNEXT」に引き続き、中期経営戦略「エレマテック・プロプラス」(2024年3月期〜2026年3月期)を発表しており、以下がその概要である。
(1) 外部環境と挑戦課題
同社では、外部環境の動向として、「地政学的リスクと内外マーケットの変動」「顧客ニーズの高度化・多様化」「サステナビリティ課題への関心の高まり」「働き方の変化とダイバーシティの伸展」を挙げている。このような外部環境を踏まえて、以下のような挑戦課題を掲げている。
a) 成長とリスク分散の観点から日本・中国以外での事業を拡大する
・北米・欧州へのリソース投入
・ASEANでの調達代行からの脱却
b) 開発部の機能強化と各部門の連携強化、外部資源の獲得を目指す
・取引先軸、商品軸での取り組みの強化
・中長期トレンドの継続的フォローと投融資の拡大
c) 地球環境への配慮と社会課題解決への取り組みを強化する
・本業を通じたサステナビリティ課題解決への貢献
・顧客の環境配慮重視を踏まえた仕入先への支援
d) 個々がやりがいを持ち、自己表現できる体制を構築する
・ダイバーシティ&インクルージョンの推進
・従業員エンゲージメントを高める教育・研修・配属の仕組みづくり
(2) 重点施策と定量的目標、重点市場
中期経営戦略の基本方針としては、「前施策は継続進化させ、新中期経営戦略では経営基盤の拡大・強化を進めつつ、ポテンシャル分野に挑戦する」ことを掲げている。これに基づき、以下の4つの重点施策を推進する。
a) 重点施策
(ポテンシャル分野の開拓・深耕として)
・ポテンシャルエリアの本格開拓
・開発部の機能強化
(経営基盤の拡大・強化として)
・M&A・アライアンスによる顧客基盤・事業領域の拡大
・サステナビリティと人的資本への取り組み
b) 定量的目標と重点市場
定量的目標としては、「2023年3月期から2026年3月期までの当期利益※年平均成長率(CAGR:Compound Average Growth Rate)を10%以上とする」としている。この目標を達成するための重点市場として、「オートモーティブ」「アフターマーケット」「医療機器」の3つを挙げている。
※当初は「経常利益」であったが、IFRS適用に伴い、目標を「当期利益」に変更した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
<SO>