グリムス Research Memo(9):2024年3月期は、配当性向目標を30%に引き上げ、増配を実施
[24/07/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
*13:29JST グリムス Research Memo(9):2024年3月期は、配当性向目標を30%に引き上げ、増配を実施
■株主還元策
グリムス<3150>は、2022年4月から東証プライム市場に移行している。多くの機関投資家の投資対象となるのにふさわしい時価総額(流動性)、より高いガバナンス水準を備え投資家との建設的な対話の実践、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上への積極的な取り組みなどの、東証が定めた上場基準を十分にクリアしていることが評価されたものだ。
株主還元策としては配当を実施している。そして、事業基盤を強化し企業価値を高めるため内部留保を充実させること、会社業績の動向に応じて株主へ成果を配分していくこと、これらを総合的に勘案したうえで安定的に株主に利益還元することを利益配分に関する基本方針としている。また、同社グループでは、投資単位当たりの金額を引き下げ同社株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることを目的として、株式分割を実施している。2021年3月期においては2020年9月1日付で1株に付き2株の割合で株式分割を実施した。さらに、2018年3月期からは中間配当を実施し、以降も継続している。
2024年3月期は、期初には中間配当5円、期末配当17円、合計22円と前期と同水準を計画していたが、株主還元の拡充のため、通期の配当性向目標をプライム市場上場企業の平均値を参照に、従来の目安であった20%から30%に引き上げ、公表した。その結果、中間配当15円、期末配当32円、合計47円(前期比25円増)への大幅増配を実施した。2025年3月期も、中間配当20円、期末配当37円、合計57円(同10円増)への増配を計画している。実現すれば、2017年3月期から9期連続の増配となり、同社グループは株主還元にも十分に配慮していると評価できる。また、配当性向目標30%はプライム市場上場企業としては平均だが、同社は持続的に業績拡大することを目指しており、今後も毎期増配となることが期待される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
<SO>
■株主還元策
グリムス<3150>は、2022年4月から東証プライム市場に移行している。多くの機関投資家の投資対象となるのにふさわしい時価総額(流動性)、より高いガバナンス水準を備え投資家との建設的な対話の実践、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上への積極的な取り組みなどの、東証が定めた上場基準を十分にクリアしていることが評価されたものだ。
株主還元策としては配当を実施している。そして、事業基盤を強化し企業価値を高めるため内部留保を充実させること、会社業績の動向に応じて株主へ成果を配分していくこと、これらを総合的に勘案したうえで安定的に株主に利益還元することを利益配分に関する基本方針としている。また、同社グループでは、投資単位当たりの金額を引き下げ同社株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることを目的として、株式分割を実施している。2021年3月期においては2020年9月1日付で1株に付き2株の割合で株式分割を実施した。さらに、2018年3月期からは中間配当を実施し、以降も継続している。
2024年3月期は、期初には中間配当5円、期末配当17円、合計22円と前期と同水準を計画していたが、株主還元の拡充のため、通期の配当性向目標をプライム市場上場企業の平均値を参照に、従来の目安であった20%から30%に引き上げ、公表した。その結果、中間配当15円、期末配当32円、合計47円(前期比25円増)への大幅増配を実施した。2025年3月期も、中間配当20円、期末配当37円、合計57円(同10円増)への増配を計画している。実現すれば、2017年3月期から9期連続の増配となり、同社グループは株主還元にも十分に配慮していると評価できる。また、配当性向目標30%はプライム市場上場企業としては平均だが、同社は持続的に業績拡大することを目指しており、今後も毎期増配となることが期待される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
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