イード Research Memo(5):強固な財務基盤を生かしてM&A戦略を推進
[24/09/13]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
*11:35JST イード Research Memo(5):強固な財務基盤を生かしてM&A戦略を推進
■イード<6038>の業績動向
2. 財務状況
2024年6月期末の資産合計は前期末比607百万円増加の6,269百万円となった。主に流動資産で現金及び預金が807百万円増加した。
負債合計は前期末比514百万円増加の2,003百万円となった。主にM&Aの実行に備えて有利子負債が310百万円増加したほか、未払法人税等が122百万円増加したことによる。純資産合計は同93百万円増加の4,266百万円となった。利益剰余金が93百万円、その他有価証券評価差額金が39百万円それぞれ増加した一方で、非支配株主持分がFITPの出資比率引き上げ等により49百万円減少した。
自己資本比率は有利子負債の増加で前期末の71.7%から67.0%に低下したものの、ネットキャッシュ(現預金−有利子負債)は2,865百万円と過去最高水準に積み上がった。同社は強固な財務基盤を活用して今後は売上高で10億円を超えるような比較的規模の大きいM&Aを進める意向である。このため、今後のM&Aの状況次第では有利子負債を積み増すことも視野に入れており、目安としてはD/Eレシオで0.5倍程度(前期末0.18倍)を上限に考えているようだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<HN>
■イード<6038>の業績動向
2. 財務状況
2024年6月期末の資産合計は前期末比607百万円増加の6,269百万円となった。主に流動資産で現金及び預金が807百万円増加した。
負債合計は前期末比514百万円増加の2,003百万円となった。主にM&Aの実行に備えて有利子負債が310百万円増加したほか、未払法人税等が122百万円増加したことによる。純資産合計は同93百万円増加の4,266百万円となった。利益剰余金が93百万円、その他有価証券評価差額金が39百万円それぞれ増加した一方で、非支配株主持分がFITPの出資比率引き上げ等により49百万円減少した。
自己資本比率は有利子負債の増加で前期末の71.7%から67.0%に低下したものの、ネットキャッシュ(現預金−有利子負債)は2,865百万円と過去最高水準に積み上がった。同社は強固な財務基盤を活用して今後は売上高で10億円を超えるような比較的規模の大きいM&Aを進める意向である。このため、今後のM&Aの状況次第では有利子負債を積み増すことも視野に入れており、目安としてはD/Eレシオで0.5倍程度(前期末0.18倍)を上限に考えているようだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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