はてな---24年7月期増収、テクノロジーソリューションサービスの売上高が牽引
[24/09/17]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
*14:46JST はてな---24年7月期増収、テクノロジーソリューションサービスの売上高が牽引
はてな<3930>は13日、2024年7月期決算を発表した。売上高が前期比5.1%増の33.09億円、営業利益が同60.7%減の0.68億円、経常利益が同49.9%減の0.91億円、当期純利益が同37.4%減の0.62億円となった。
コンテンツプラットフォームサービスの売上高は前期比13.6%減の3.63億円となった。主力サービスの「はてなブログ」の登録ユーザー数は順調に増加した。一方、個人向け有料プラン「はてなブログPro」などは、各種SNSの普及による競争激化も相まって、課金売上は低調に推移した。コンテンツプラットフォームサービス上に掲載するアドネットワーク広告については、広告単価の下落などを要因として、売上は伸び悩んだ。
コンテンツマーケティングサービスの売上高は同8.8%減の6.36億円となった。BtoB向けストック型ビジネスとして、「はてなブログMedia」を活用したオウンドメディアの構築・運用支援サービスや、「はてなブログ」などのUGCサービスを活用したネイティブ広告、バナー広告、タイアップ広告などを展開している。フルサービスの「レギュラープラン」はもとより、廉価版としての「ライトプラン」、採用マーケティングの一環として素早く安価にオウンドメディアを立ち上げられる「採用オウンドメディアプラン」を新たな軸としてサービス訴求してきた。また、販売戦略として、人材関連企業による代理販売を通じて新たな顧客にアプローチして新規導入のメディア数の増加を図った。一方で、一部の個別案件において、広告出稿の手控えにより、継続的な受注に至らず、厳しい販売環境となった。その結果、「はてなブログMedia」の運用数合計は142件(前期末比変動なし)となった。
テクノロジーソリューションサービスの売上高は同13.7%増の23.09億円となった。マンガビューワ「GigaViewer for Apps」について、2024年3月28日に「少年ジャンプ+」(サービス提供者:集英社)に搭載を開始した。当第4四半期途中から本格的に業績貢献が始まり2025年7月期以降についても継続するとしている。マンガビューワ「GigaViewer for Web」は、「コミックアース・スター」(サービス提供者:アース・スターエンターテイメント)・「コミックバンチkai」(サービス提供者:新潮社)・「OUR FEEL」(サービス提供者:シュークリーム)の3サービスに搭載された。アプリ版・Web版合計16社、搭載累計25サービスと増加し、売上は堅調に推移した。受託サービスについては、複数の受託開発案件で成果物の納品及び検収が完了した。保守運用サービスは、運用案件数の積上げにより、売上成長に繋がった。「Mackerel(マカレル)」については、AWS(アマゾンウェブサービス)のパートナー制度「AWS パートナーコンピテンシープログラム」において、「AWS DevOps コンピテンシー」認定を国内企業で初めて取得している。さらに、「AWS Partner Network(APN)Award2019」において、AWSへのビジネス貢献が評価され、「APN Technology Partner of the Year 2019 - Japan」を受賞した。更に、2024年2月には、「AWS ISVワークロード移行プログラム」パートナー認定を日本企業で初めて取得した。これにより、AWSの中で、サーバー監視サービスとしての認知度が向上し、更なる導入実績の積上げを図ることができた。
2025年7月期通期の業績予想については、売上高が前期比13.6%増の37.60億円、営業利益が同199.2%増の2.03億円、経常利益が同123.6%増の2.03億円、当期純利益が同125.6%増の1.40億円を見込んでいる。
<AK>
はてな<3930>は13日、2024年7月期決算を発表した。売上高が前期比5.1%増の33.09億円、営業利益が同60.7%減の0.68億円、経常利益が同49.9%減の0.91億円、当期純利益が同37.4%減の0.62億円となった。
コンテンツプラットフォームサービスの売上高は前期比13.6%減の3.63億円となった。主力サービスの「はてなブログ」の登録ユーザー数は順調に増加した。一方、個人向け有料プラン「はてなブログPro」などは、各種SNSの普及による競争激化も相まって、課金売上は低調に推移した。コンテンツプラットフォームサービス上に掲載するアドネットワーク広告については、広告単価の下落などを要因として、売上は伸び悩んだ。
コンテンツマーケティングサービスの売上高は同8.8%減の6.36億円となった。BtoB向けストック型ビジネスとして、「はてなブログMedia」を活用したオウンドメディアの構築・運用支援サービスや、「はてなブログ」などのUGCサービスを活用したネイティブ広告、バナー広告、タイアップ広告などを展開している。フルサービスの「レギュラープラン」はもとより、廉価版としての「ライトプラン」、採用マーケティングの一環として素早く安価にオウンドメディアを立ち上げられる「採用オウンドメディアプラン」を新たな軸としてサービス訴求してきた。また、販売戦略として、人材関連企業による代理販売を通じて新たな顧客にアプローチして新規導入のメディア数の増加を図った。一方で、一部の個別案件において、広告出稿の手控えにより、継続的な受注に至らず、厳しい販売環境となった。その結果、「はてなブログMedia」の運用数合計は142件(前期末比変動なし)となった。
テクノロジーソリューションサービスの売上高は同13.7%増の23.09億円となった。マンガビューワ「GigaViewer for Apps」について、2024年3月28日に「少年ジャンプ+」(サービス提供者:集英社)に搭載を開始した。当第4四半期途中から本格的に業績貢献が始まり2025年7月期以降についても継続するとしている。マンガビューワ「GigaViewer for Web」は、「コミックアース・スター」(サービス提供者:アース・スターエンターテイメント)・「コミックバンチkai」(サービス提供者:新潮社)・「OUR FEEL」(サービス提供者:シュークリーム)の3サービスに搭載された。アプリ版・Web版合計16社、搭載累計25サービスと増加し、売上は堅調に推移した。受託サービスについては、複数の受託開発案件で成果物の納品及び検収が完了した。保守運用サービスは、運用案件数の積上げにより、売上成長に繋がった。「Mackerel(マカレル)」については、AWS(アマゾンウェブサービス)のパートナー制度「AWS パートナーコンピテンシープログラム」において、「AWS DevOps コンピテンシー」認定を国内企業で初めて取得している。さらに、「AWS Partner Network(APN)Award2019」において、AWSへのビジネス貢献が評価され、「APN Technology Partner of the Year 2019 - Japan」を受賞した。更に、2024年2月には、「AWS ISVワークロード移行プログラム」パートナー認定を日本企業で初めて取得した。これにより、AWSの中で、サーバー監視サービスとしての認知度が向上し、更なる導入実績の積上げを図ることができた。
2025年7月期通期の業績予想については、売上高が前期比13.6%増の37.60億円、営業利益が同199.2%増の2.03億円、経常利益が同123.6%増の2.03億円、当期純利益が同125.6%増の1.40億円を見込んでいる。
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