きちりHD Research Memo(6):経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益も過去最高を更新する見通し
[24/10/04]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
*14:06JST きちりHD Research Memo(6):経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益も過去最高を更新する見通し
■きちりホールディングス<3082>の今後の見通し
1. 2025年6月期の業績見通し
2025年6月期の連結業績は、売上高で前期比9.1%増の15,000百万円、営業利益で同14.7%増の900百万円、経常利益で同90.8%増の850百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同75.4%増の450百万円と増収増益が続き、売上高、営業利益に加え、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益でも過去最高を更新する見通しだ。既存店が引き続き堅調に推移するほか、前期に出店した店舗が通年で寄与することも増収要因となる。
営業利益率は6.0%と前期比で0.3ポイントの上昇を見込んでいる。飲食事業における収益力の向上に加えて、ふるさと納税支援業務を中心としたPFS事業の拡大が利益率向上に寄与すると見られる。ふるさと納税支援業務については敦賀市も含めて4つの自治体案件がフルに寄与することになるが、受託するサービス内容や契約期間が案件ごとに異なるため、自治体数に比例して売上が拡大するわけではない。ただし、今後も新たな自治体の受注獲得を期待できることから、増収増益に寄与することは間違いない。なお、営業外収支の改善要因は前期に計上した暗号資産の評価損及び売却損がなくなることによる。
2024年7月の既存店売上高は前年同月比4.8%増(客数横ばい、客単価4.8%増)と、前年のハードルが高いこともあり伸び率は鈍化傾向となっている。外食業界全体(全店ベース)の伸び率推移も、2024年4月以降は同社とほぼ同様の傾向となっており、既存店については今後も1ケタ台前半の伸びが続くと見られ、これに前期出店した店舗や2025年6月期に出店する店舗が上乗せされる。2025年6月期の出店計画は開示していないが、既に2024年7月に「ハンバーグ&ステーキ いしがま工房 横浜ワールドポーターズ」と「VEGEGO オヌレシクタン&cafe アリオ亀有」の2店舗を出店済みで、順調に立地場所が決まれば通期で8〜9店舗程度になるものと予想される。今後も人気の高いモール・郊外型レストラン業態の出店を優先して進める方針だ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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■きちりホールディングス<3082>の今後の見通し
1. 2025年6月期の業績見通し
2025年6月期の連結業績は、売上高で前期比9.1%増の15,000百万円、営業利益で同14.7%増の900百万円、経常利益で同90.8%増の850百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同75.4%増の450百万円と増収増益が続き、売上高、営業利益に加え、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益でも過去最高を更新する見通しだ。既存店が引き続き堅調に推移するほか、前期に出店した店舗が通年で寄与することも増収要因となる。
営業利益率は6.0%と前期比で0.3ポイントの上昇を見込んでいる。飲食事業における収益力の向上に加えて、ふるさと納税支援業務を中心としたPFS事業の拡大が利益率向上に寄与すると見られる。ふるさと納税支援業務については敦賀市も含めて4つの自治体案件がフルに寄与することになるが、受託するサービス内容や契約期間が案件ごとに異なるため、自治体数に比例して売上が拡大するわけではない。ただし、今後も新たな自治体の受注獲得を期待できることから、増収増益に寄与することは間違いない。なお、営業外収支の改善要因は前期に計上した暗号資産の評価損及び売却損がなくなることによる。
2024年7月の既存店売上高は前年同月比4.8%増(客数横ばい、客単価4.8%増)と、前年のハードルが高いこともあり伸び率は鈍化傾向となっている。外食業界全体(全店ベース)の伸び率推移も、2024年4月以降は同社とほぼ同様の傾向となっており、既存店については今後も1ケタ台前半の伸びが続くと見られ、これに前期出店した店舗や2025年6月期に出店する店舗が上乗せされる。2025年6月期の出店計画は開示していないが、既に2024年7月に「ハンバーグ&ステーキ いしがま工房 横浜ワールドポーターズ」と「VEGEGO オヌレシクタン&cafe アリオ亀有」の2店舗を出店済みで、順調に立地場所が決まれば通期で8〜9店舗程度になるものと予想される。今後も人気の高いモール・郊外型レストラン業態の出店を優先して進める方針だ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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