rakumo Research Memo(7):2026年12月期も価格改定効果の寄与により高成長が継続する見通し(2)
[26/03/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
*11:07JST rakumo Research Memo(7):2026年12月期も価格改定効果の寄与により高成長が継続する見通し(2)
■rakumo<4060>の今後の見通し
4. 「rakumo」サービスにAI機能を実装
同社は主力サービスであるrakumoにおいて、AIを活用した機能拡充を中期的な成長ドライバーに位置付けている。Googleが提供する生成AI基盤である「Gemini」及び「Vertex AI」を活用し、各プロダクトへのAI実装を開始した。Google Workspaceと高い親和性を持つ同社サービスに生成AIを組み込むことで、日常業務に密着した高度な自動化と利便性向上を図る方針である。第1弾として2026年2月にrakumoカレンダーへ「rakumoエージェント」機能を提供開始した。rakumoカレンダー上に常駐するエージェントが自然言語での対話に対応し、予定の登録や確認、空き時間や過去予定の検索、時間の使い方の集計、操作方法の案内やQ&Aなどを担う。ユーザーは従来の画面操作に加え、会話ベースでスケジュール管理を完結できるようになり、業務効率は一段と高まる。
今後はカレンダーにとどまらず、ワークフローや掲示板など他プロダクトへの展開も視野に入れると見られる。各種データを横断的に活用することで社内手続きの自動化や情報検索の高度化が進み、顧客企業の業務プロセス全体に波及効果が及ぶ可能性がある。同社は今後もAI活用を軸に製品競争力を高め、ストック型収益の持続的成長を目指す考えである。
5. 「SaaSの死」についてのアナリストの見解
2026年初頭、AIの急速な進化を背景に、従来のSaaSビジネスモデルが根本的な変化を迫られているとの観測が市場で強まった。特に米国のAI企業であるAnthropicが2026年1月30日に発表した「Claude」の新機能を契機に、SaaSがAIに代替されるのではないかとの懸念が急速に広がった。同日以降、米国市場ではSaaSを中心としたソフトウェア関連銘柄が急落し、「SaaSの死」という言葉が投資家の間で語られる事態となった。今回の市場反応の背景には、AIが単なる業務効率化ツールの枠を超え、従来SaaSが提供してきた個別機能そのものを包括的に代替し得る存在として認識され始めた点がある。生成AIは自然言語を介して複数の業務アプリケーションを横断的に操作できる可能性があり、画面UIを前提とする従来型SaaSの存在意義に疑問が投げかけられた。定額課金モデルに依拠するSaaS企業にとって、利用形態の変化は中長期的な収益構造にも影響を及ぼしかねないとの見方が広がった。
もっとも、SaaSが直ちに不要になるわけではない。企業の業務プロセスは複雑であり、基幹データベースや権限管理、ワークフロー設計などは高い信頼性と継続的な運用体制を要する。AIは強力なインターフェースとなり得るが、その背後で安定的に稼働する業務基盤の重要性はむしろ高まる可能性がある。AIとSaaSは対立関係ではなく、レイヤーの異なる補完関係にあるとの見方もできる。
この点において、同社は単なる既存機能の提供にとどまらず、AIを活用したサービス高度化に取り組むことで競争力の強化を図っている。業務効率化や情報活用の高度化を目的とした機能開発は、AI時代における付加価値創出の方向性と整合的である。SaaS全体に対する悲観的な見方が強まる局面は、AIを取り込んだ次世代型SaaSへの転換を進める企業にとっては評価修正の余地を内包する局面でもあろう。株式市場の不安は短期的な株価変動要因となり得るが、中長期的にはAIを前提としたサービス進化を遂げられる企業が再評価される可能性が高い。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 吉林 拓馬)
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■rakumo<4060>の今後の見通し
4. 「rakumo」サービスにAI機能を実装
同社は主力サービスであるrakumoにおいて、AIを活用した機能拡充を中期的な成長ドライバーに位置付けている。Googleが提供する生成AI基盤である「Gemini」及び「Vertex AI」を活用し、各プロダクトへのAI実装を開始した。Google Workspaceと高い親和性を持つ同社サービスに生成AIを組み込むことで、日常業務に密着した高度な自動化と利便性向上を図る方針である。第1弾として2026年2月にrakumoカレンダーへ「rakumoエージェント」機能を提供開始した。rakumoカレンダー上に常駐するエージェントが自然言語での対話に対応し、予定の登録や確認、空き時間や過去予定の検索、時間の使い方の集計、操作方法の案内やQ&Aなどを担う。ユーザーは従来の画面操作に加え、会話ベースでスケジュール管理を完結できるようになり、業務効率は一段と高まる。
今後はカレンダーにとどまらず、ワークフローや掲示板など他プロダクトへの展開も視野に入れると見られる。各種データを横断的に活用することで社内手続きの自動化や情報検索の高度化が進み、顧客企業の業務プロセス全体に波及効果が及ぶ可能性がある。同社は今後もAI活用を軸に製品競争力を高め、ストック型収益の持続的成長を目指す考えである。
5. 「SaaSの死」についてのアナリストの見解
2026年初頭、AIの急速な進化を背景に、従来のSaaSビジネスモデルが根本的な変化を迫られているとの観測が市場で強まった。特に米国のAI企業であるAnthropicが2026年1月30日に発表した「Claude」の新機能を契機に、SaaSがAIに代替されるのではないかとの懸念が急速に広がった。同日以降、米国市場ではSaaSを中心としたソフトウェア関連銘柄が急落し、「SaaSの死」という言葉が投資家の間で語られる事態となった。今回の市場反応の背景には、AIが単なる業務効率化ツールの枠を超え、従来SaaSが提供してきた個別機能そのものを包括的に代替し得る存在として認識され始めた点がある。生成AIは自然言語を介して複数の業務アプリケーションを横断的に操作できる可能性があり、画面UIを前提とする従来型SaaSの存在意義に疑問が投げかけられた。定額課金モデルに依拠するSaaS企業にとって、利用形態の変化は中長期的な収益構造にも影響を及ぼしかねないとの見方が広がった。
もっとも、SaaSが直ちに不要になるわけではない。企業の業務プロセスは複雑であり、基幹データベースや権限管理、ワークフロー設計などは高い信頼性と継続的な運用体制を要する。AIは強力なインターフェースとなり得るが、その背後で安定的に稼働する業務基盤の重要性はむしろ高まる可能性がある。AIとSaaSは対立関係ではなく、レイヤーの異なる補完関係にあるとの見方もできる。
この点において、同社は単なる既存機能の提供にとどまらず、AIを活用したサービス高度化に取り組むことで競争力の強化を図っている。業務効率化や情報活用の高度化を目的とした機能開発は、AI時代における付加価値創出の方向性と整合的である。SaaS全体に対する悲観的な見方が強まる局面は、AIを取り込んだ次世代型SaaSへの転換を進める企業にとっては評価修正の余地を内包する局面でもあろう。株式市場の不安は短期的な株価変動要因となり得るが、中長期的にはAIを前提としたサービス進化を遂げられる企業が再評価される可能性が高い。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 吉林 拓馬)
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