(中国)工商銀行などが信託商品の代理販売を停止か、デフォルトリスクを回避
[14/03/21]
提供元:株式会社フィスコ
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国有大手行の中国工商銀行(601398/CH)と中国建設銀行(601939/CH)が、信託商品の代理販売を停止したもようだ。地元メディアが21日報じた。デフォルト案件が増えていることから、信託会社との提携に慎重になっているという。
中国では今年に入り、信託商品のデフォルトリスクが注目を集めるようになった。1月末には、中誠信託が発行し、工商銀行が販売を担当した商品がデフォルトの危機に直面。最終的には、政府の意向を受けたとみられる「第三者」の投資家が買い取ることで救済されたものの、個人投資家が金利の支払いを求めて工商銀行の支店に押し寄せるなど、その後も余波が続いた。
今回の報道によれば、工商銀行はこの問題が発生した後、信託商品の代理販売から手を引いたもようだ。建設銀行も、2月に発生した吉林省信託のデフォルト案件に関わった経緯があり、現在では代理販売を行っていないと報じられている。
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中国では今年に入り、信託商品のデフォルトリスクが注目を集めるようになった。1月末には、中誠信託が発行し、工商銀行が販売を担当した商品がデフォルトの危機に直面。最終的には、政府の意向を受けたとみられる「第三者」の投資家が買い取ることで救済されたものの、個人投資家が金利の支払いを求めて工商銀行の支店に押し寄せるなど、その後も余波が続いた。
今回の報道によれば、工商銀行はこの問題が発生した後、信託商品の代理販売から手を引いたもようだ。建設銀行も、2月に発生した吉林省信託のデフォルト案件に関わった経緯があり、現在では代理販売を行っていないと報じられている。
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