概況からBRICsを知ろう〜インド市場は反発、米国やアジア株式相場の反発が手掛かりに
[14/03/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 47380.94 +0.22%
21日のブラジル市場は5日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比102.46ポイント高(+0.22%)の47380.94で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは43、値下がり29、変わらず1と買いが優勢。セクター別では、消費者サービスやヘルスケアが下落した一方、素材や公益が高い。
朝方は軟調な展開を示したが、その後はプラス圏を回復した。鉄鉱石大手ヴァーレ(VALE3)など資源大手の上昇が指数をサポート。鉄鋼など商品価格の上昇が物色手がかりとなった。また、3月のインフレ率が市場予想を下回ったことも支援材料。ブラジル地理統計資料院(IBGE)は21日、3月の拡大消費者物価指数(IPCA-15)が前月比で0.73%上昇し、前月の0.70%をやや上回ったと発表した。市場予想は0.75%だった。前年同月比では5.90%の上昇となり、こちらも市場予想の5.91%を下回った。
【ロシア】MICEX指数 1307.34 -1.00%
21日のロシア市場は反落。主要指標のMICEX指数は前日比13.16ポイント安(-1.00%)の1307.34で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは17、値下がり31、変わらず2と売りが優勢となった。
横ばいで寄り付いた後は下げ幅を急速に拡大させた。ウクライナ南部クリミア半島のロシア編入をめぐり、欧米が追加制裁を決定したことが嫌気された。プーチン大統領と親しい関係を持っている天然ガス大手ノバテック(NVTK)の最高経営責任者(CEO)ゲンナジー・ティムチェンコ氏なども今回の追加対象となった。欧米の追加制裁が低迷するロシア経済にさらなるダメージを与えると警戒され、この日の国債市場では、2027年満期を迎える国債利回りが12ベーシスポイント(bp)上昇(価格は下落)した。
【インド】SENSEX指数 21753.75 +0.06%(22日:21755.32 +0.01%)
21日のインドSENSEX指数は反発。米国やアジア株式相場の反発が手掛かりに。また、来月から始まる総選挙での政権交代期待が根強く、外国人機関投資家(FII)の買い越しが継続した。ただ、相場の水準を一段と押し上げる材料には乏しく、上値の重さが意識されると指数は上げ幅を縮小。一時はマイナス圏に入る場面もあったが下値では押し目買い意欲が働くという、方向感の出にくい流れが継続した。なお、翌22日にも短時間のセッションが行われた。
【中国本土】上海総合指数 2047.62 +2.72%
21日の上海総合指数は大幅に3日ぶり反発。前半は上値の重い展開。週明け24日に3月のHSBC中国製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)の発表を控えていたため、慎重ムードが強かった。ただ、後場に入ると指数は上げ幅を急速に拡大し、終値で2000の大台を回復した。優先株制度の早期導入観測が銀行や電力など大型銘柄の物色手掛かりとなった。国内メディアはこの日、優勢株制度のモデル実施規定が近く発表されると報じた。
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21日のブラジル市場は5日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比102.46ポイント高(+0.22%)の47380.94で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは43、値下がり29、変わらず1と買いが優勢。セクター別では、消費者サービスやヘルスケアが下落した一方、素材や公益が高い。
朝方は軟調な展開を示したが、その後はプラス圏を回復した。鉄鉱石大手ヴァーレ(VALE3)など資源大手の上昇が指数をサポート。鉄鋼など商品価格の上昇が物色手がかりとなった。また、3月のインフレ率が市場予想を下回ったことも支援材料。ブラジル地理統計資料院(IBGE)は21日、3月の拡大消費者物価指数(IPCA-15)が前月比で0.73%上昇し、前月の0.70%をやや上回ったと発表した。市場予想は0.75%だった。前年同月比では5.90%の上昇となり、こちらも市場予想の5.91%を下回った。
【ロシア】MICEX指数 1307.34 -1.00%
21日のロシア市場は反落。主要指標のMICEX指数は前日比13.16ポイント安(-1.00%)の1307.34で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは17、値下がり31、変わらず2と売りが優勢となった。
横ばいで寄り付いた後は下げ幅を急速に拡大させた。ウクライナ南部クリミア半島のロシア編入をめぐり、欧米が追加制裁を決定したことが嫌気された。プーチン大統領と親しい関係を持っている天然ガス大手ノバテック(NVTK)の最高経営責任者(CEO)ゲンナジー・ティムチェンコ氏なども今回の追加対象となった。欧米の追加制裁が低迷するロシア経済にさらなるダメージを与えると警戒され、この日の国債市場では、2027年満期を迎える国債利回りが12ベーシスポイント(bp)上昇(価格は下落)した。
【インド】SENSEX指数 21753.75 +0.06%(22日:21755.32 +0.01%)
21日のインドSENSEX指数は反発。米国やアジア株式相場の反発が手掛かりに。また、来月から始まる総選挙での政権交代期待が根強く、外国人機関投資家(FII)の買い越しが継続した。ただ、相場の水準を一段と押し上げる材料には乏しく、上値の重さが意識されると指数は上げ幅を縮小。一時はマイナス圏に入る場面もあったが下値では押し目買い意欲が働くという、方向感の出にくい流れが継続した。なお、翌22日にも短時間のセッションが行われた。
【中国本土】上海総合指数 2047.62 +2.72%
21日の上海総合指数は大幅に3日ぶり反発。前半は上値の重い展開。週明け24日に3月のHSBC中国製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)の発表を控えていたため、慎重ムードが強かった。ただ、後場に入ると指数は上げ幅を急速に拡大し、終値で2000の大台を回復した。優先株制度の早期導入観測が銀行や電力など大型銘柄の物色手掛かりとなった。国内メディアはこの日、優勢株制度のモデル実施規定が近く発表されると報じた。
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