概況からBRICsを知ろう〜ロシア市場は続伸、ルーブル底打ち観測や追加制裁懸念の後退などで
[14/03/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 47965.61 -0.45%
昨日26日のブラジル市場は8営業日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比214.53ポイント安(-0.45%)の47965.61で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは19、値下がり54と売りが優勢。金融やヘルスケアを除くすべてのセクターが下落し、中でも素材や消費者サービスに売りが集中した。
前半はプラス圏で推移したが、その後は利益確定売りに押された。ボベスパ指数は前日まで7連騰しており、過熱感から幅広い銘柄に売りが広がった。また、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がブラジルの格付けを「BBB」から「BBBマイナス」に一段階引き下げたことも、改めて警戒された。
【ロシア】MICEX指数 1349.39 +1.88%
26日のロシア市場は続伸。主要指標のMICEX指数は前日比24.95ポイント高(+1.88%)の1349.39で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは38、値下がり10、変わらず2と買いが優勢となった。
前半は狭いレンジでもみ合ったが、中盤から上げ幅を急速に拡大させた。通貨ルーブルが米ドルとユーロで構成される通貨バスケットに対して4営業日続伸したことが投資家の不安心理を和らげた。また、ロシア中央銀行が対通貨バスケットのルーブル相場が底を打ったとの見方を示したことも支援材料。ほかに、ウクライナ南部クリミア自治共和国のロシア編入に対し、現状では欧米が追加制裁を発動する可能性は低いとの楽観的な見方も好感された。
【インド】SENSEX指数 22095.30 +0.18%
26日のインドSENSEX指数は上昇。海外株高の流れを受けて寄り付きから堅調な値動き。後半に一時的に売られる場面があったが、持ちこたえた。総選挙では最大野党・インド人民党(BJP)のナレンドラ・モディ氏が次期首相になるとの見方が強く、政治改革を通じた投資環境の好転を期待した買いが継続。また、中国や韓国、日本から流出した資金がインド市場に流れているとの観測もあり、外国人は連日で株式や債券相場で買い越しを続けている。
【中国本土】上海総合指数 2063.67 -0.18%
26日の上海総合指数は4営業日ぶり反落。前日まで3連騰した後とあり、利益確定売りが先行。また、新規株式公開(IPO)が来月上旬にも再開されるとの観測が需給悪化への警戒感につながった。加えて、住宅の値下げ販売の広がりが報じられたほか、広州市での引き締め強化観測が不動産セクターの売り手掛かりとなった。半面、国務院(内閣に相当)が資本市場の改革推進を表明するなど、政策面でのサポートが継続した。
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昨日26日のブラジル市場は8営業日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比214.53ポイント安(-0.45%)の47965.61で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは19、値下がり54と売りが優勢。金融やヘルスケアを除くすべてのセクターが下落し、中でも素材や消費者サービスに売りが集中した。
前半はプラス圏で推移したが、その後は利益確定売りに押された。ボベスパ指数は前日まで7連騰しており、過熱感から幅広い銘柄に売りが広がった。また、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がブラジルの格付けを「BBB」から「BBBマイナス」に一段階引き下げたことも、改めて警戒された。
【ロシア】MICEX指数 1349.39 +1.88%
26日のロシア市場は続伸。主要指標のMICEX指数は前日比24.95ポイント高(+1.88%)の1349.39で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは38、値下がり10、変わらず2と買いが優勢となった。
前半は狭いレンジでもみ合ったが、中盤から上げ幅を急速に拡大させた。通貨ルーブルが米ドルとユーロで構成される通貨バスケットに対して4営業日続伸したことが投資家の不安心理を和らげた。また、ロシア中央銀行が対通貨バスケットのルーブル相場が底を打ったとの見方を示したことも支援材料。ほかに、ウクライナ南部クリミア自治共和国のロシア編入に対し、現状では欧米が追加制裁を発動する可能性は低いとの楽観的な見方も好感された。
【インド】SENSEX指数 22095.30 +0.18%
26日のインドSENSEX指数は上昇。海外株高の流れを受けて寄り付きから堅調な値動き。後半に一時的に売られる場面があったが、持ちこたえた。総選挙では最大野党・インド人民党(BJP)のナレンドラ・モディ氏が次期首相になるとの見方が強く、政治改革を通じた投資環境の好転を期待した買いが継続。また、中国や韓国、日本から流出した資金がインド市場に流れているとの観測もあり、外国人は連日で株式や債券相場で買い越しを続けている。
【中国本土】上海総合指数 2063.67 -0.18%
26日の上海総合指数は4営業日ぶり反落。前日まで3連騰した後とあり、利益確定売りが先行。また、新規株式公開(IPO)が来月上旬にも再開されるとの観測が需給悪化への警戒感につながった。加えて、住宅の値下げ販売の広がりが報じられたほか、広州市での引き締め強化観測が不動産セクターの売り手掛かりとなった。半面、国務院(内閣に相当)が資本市場の改革推進を表明するなど、政策面でのサポートが継続した。
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