概況からBRICsを知ろう〜ロシア市場は3日続伸、堅調な経済指標などが支援材料
[14/04/02]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 50270.37 -0.29%
昨日1日のブラジル市場は4営業日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比144.55ポイント安(-0.29%)の50270.37で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは26、値下がり46、変わらず1と売りが優勢。石油・ガスや金融を除くすべてのセクターが下落し、中でも通信や素材に売りが集中した。
朝方はプラス圏で推移したが、その後は利益確定売りに押された。ボベスパ指数は前日の終値で今年1月以来の高値を更新しており、足元では買われ過ぎ感が強まった。マクロ面では、インフレ加速や成長鈍化懸念など弱い経済見通しが指数の足かせに。ゼツリオ・バルガス財団(FGV)が発表した3月のインフレ率(IPC-S)は前月比で0.85%上昇し、前月の0.83%と市場予想の0.82%を上回った。また、ブラジル中央銀行の調査によると、2014年の成長率は前年の2.28%から1.69%に鈍化すると予測された。
【ロシア】MICEX指数 1375.73 +0.47%
1日のロシア市場は3営業日続伸。主要指標のMICEX指数は前日比6.44ポイント高(+0.47%)の1375.73で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは31、値下がり17、変わらず2と買いが優勢となった。
前半は利益確定売りに押される場面もあったが、その後は再び買い戻された。予想以上の経済成長率が好感された。統計局は1日、昨年10-12月期の国内総生産(GDP)成長率が2.0%となり、前期の1.3%(改定値)から加速したと発表。市場予想は1.6%だった。2013年通期の成長率は1.3%となり、2014年1-3月期の成長率は2.0%になると予測された。
【インド】SENSEX指数 22446.44 +0.27%
1日のインドSENSEX指数は5営業日続伸。アジア株高の流れを受けて寄り付きは買いが先行したが、その後は前日終値近辺で方向感なく上下。この日にはインド準備銀行(中央銀行)金融政策レビューの結果が発表されるとあり、積極的に持ち高を動かす雰囲気が後退した。日本時間午後2時30分に発表された会合結果では、市場予想通り、政策金利が据え置かれた。ただ、想定内の結果でサプライズに乏しく、株式相場への影響は限定的にとどまった。
【中国本土】上海総合指数 2047.46 +0.70%
1日の上海総合指数は5営業日ぶり反発。朝方は弱含む場面もあったが、後場には高値圏で推移した。国家統計局がこの日発表した3月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が4カ月ぶりに上昇したことが買い安心感を与えた。また、当局が3月に適格海外機関投資家(QFII)などの投資枠拡大を加速したことが資金流入期待を強めた。ただ、一部では流動性懸念がくすぶった。中国人民銀行(中央銀行)は先月の臨時オペで1000億元を市場から吸収したと発表した。
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昨日1日のブラジル市場は4営業日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比144.55ポイント安(-0.29%)の50270.37で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは26、値下がり46、変わらず1と売りが優勢。石油・ガスや金融を除くすべてのセクターが下落し、中でも通信や素材に売りが集中した。
朝方はプラス圏で推移したが、その後は利益確定売りに押された。ボベスパ指数は前日の終値で今年1月以来の高値を更新しており、足元では買われ過ぎ感が強まった。マクロ面では、インフレ加速や成長鈍化懸念など弱い経済見通しが指数の足かせに。ゼツリオ・バルガス財団(FGV)が発表した3月のインフレ率(IPC-S)は前月比で0.85%上昇し、前月の0.83%と市場予想の0.82%を上回った。また、ブラジル中央銀行の調査によると、2014年の成長率は前年の2.28%から1.69%に鈍化すると予測された。
【ロシア】MICEX指数 1375.73 +0.47%
1日のロシア市場は3営業日続伸。主要指標のMICEX指数は前日比6.44ポイント高(+0.47%)の1375.73で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは31、値下がり17、変わらず2と買いが優勢となった。
前半は利益確定売りに押される場面もあったが、その後は再び買い戻された。予想以上の経済成長率が好感された。統計局は1日、昨年10-12月期の国内総生産(GDP)成長率が2.0%となり、前期の1.3%(改定値)から加速したと発表。市場予想は1.6%だった。2013年通期の成長率は1.3%となり、2014年1-3月期の成長率は2.0%になると予測された。
【インド】SENSEX指数 22446.44 +0.27%
1日のインドSENSEX指数は5営業日続伸。アジア株高の流れを受けて寄り付きは買いが先行したが、その後は前日終値近辺で方向感なく上下。この日にはインド準備銀行(中央銀行)金融政策レビューの結果が発表されるとあり、積極的に持ち高を動かす雰囲気が後退した。日本時間午後2時30分に発表された会合結果では、市場予想通り、政策金利が据え置かれた。ただ、想定内の結果でサプライズに乏しく、株式相場への影響は限定的にとどまった。
【中国本土】上海総合指数 2047.46 +0.70%
1日の上海総合指数は5営業日ぶり反発。朝方は弱含む場面もあったが、後場には高値圏で推移した。国家統計局がこの日発表した3月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が4カ月ぶりに上昇したことが買い安心感を与えた。また、当局が3月に適格海外機関投資家(QFII)などの投資枠拡大を加速したことが資金流入期待を強めた。ただ、一部では流動性懸念がくすぶった。中国人民銀行(中央銀行)は先月の臨時オペで1000億元を市場から吸収したと発表した。
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