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概況からBRICsを知ろう〜インド市場は6営業日続伸、米国の良好な経済指標&中国の景気懸念後退でリスクオン

注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 51701.0 +2.85%
昨日2日のブラジル市場は急反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1430.68ポイント高(+2.85%)の51701.05で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは67、値下がり6と買いが優勢。ヘルスケアを除くすべてのセクターが上昇し、中でも石油・ガスや素材に買いが集中した。

朝方は狭いレンジでもみ合ったが、その後は上げ幅を急速に拡大させた。政権交代期待が再び台頭していることが国営企業に資金を向かわせた。ブラジル中央電力(ELET6)やエレトロパウロ(ELPL4)など国営大手が大幅に上昇し、指数を押し上げた。最新世論調査によると、ルセフ政権の政策に対する支持率は昨年12月の56%から3月の51%に低下したほか、政府への支持率も同43%から36%に下落したという。現政権が打ち出した一連の経済政策が国営企業の経営を悪化させているとみられている。

【ロシア】MICEX指数 1373.33 -0.17%
2日のロシア市場は小反落。主要指標のMICEX指数は前日比2.40ポイント安(-0.17%)の1373.33で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは24、値下がり25、変わらず1と売りがやや優勢となった。

後半に下値を模索する展開を示したが、終盤に値を戻した。米議会が対露追加制裁を盛り込んだ法案を可決したことが嫌気され、制裁を受けやすいとみられる銀行などに売りが集中。また、ルーブルが約1カ月ぶりの安値水準を記録したことも外資の流出懸念を強めた。

【インド】SENSEX指数 22551.49 +0.47%
2日のインドSENSEX指数は6営業日続伸。米国で良好な経済指標が発表されたほか中国の景気懸念も一歩後退し、投資家が運用リスクを取る姿勢を強めた。また、インド準備銀行(中央銀行)が前日に政策金利を据え置いたことも安心材料。ラジャン総裁は会合後の記者会見で「現時点では一段の金融引き締めを予想していない」と述べ、短期的な追加利上げへの懸念も緩和された。ただ、外国人による投資が制限いっぱいとなった民間銀行の一角が売られて指数の上値を抑えた。

【中国本土】上海総合指数 2058.99 +0.56%
2日の上海総合指数は続伸。前日に国家統計局などが発表した3月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を上回ったことを受け、景気の先行きに対する過度の警戒感が後退。また、住宅購入制限が杭州など一部都市で緩和されるとの観測が不動産セクターの追い風となった。ただ、指数は上値の重さが目立つ展開に。新規株式公開(IPO)が月内に再開されるとの観測や中国人民銀行(中央銀行)による資金吸収の継続などが引き続き警戒材料となった。



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