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概況からBRICsを知ろう〜ロシア市場は急反落、ウクライナのさらなる分裂懸念を嫌気

注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 52155.28 +2.10%
昨日7日のブラジル市場は3営業日ぶりに急反発。主要指標のボベスパ指数は前営業日比1073.50ポイント高(+2.10%)の52155.28で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは46、値下がり24、変わらず3と買いが優勢。セクター別では、石油・ガスや金融が買われた半面、ヘルスケアや通信が安い。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや拡大させた。政権交代期待が再び台頭していることが国営大手などの物色手がかり。4月5日に発表された世論調査によると、ルセフ政権の支持率は2月の44%から38%に下落したという。石油・ガス大手ペトロブラス(PETR4)など国営企業の業績悪化がルセフ政権の失策だとの見方が多く、政権交代に伴う業績改善期待が高まっている。

【ロシア】MICEX指数 1349.79 -2.36%
7日のロシア市場は急反落。主要指標のMICEX指数は前営業日比32.62ポイント安(-2.36%)の1349.79で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは4、値下がり46と売りが優勢となった。

横ばいで寄り付いた後は売り優勢に転じ、後半に下げ幅を一段と拡大させた。ウクライナのさらなる分裂懸念が高まっていることがロシア売りを加速させた。ロシア株のほか、通貨ルーブルが米ドルとユーロで構成される通貨バスケットに対して約1カ月ぶりの下落幅を記録。また、ルーブル建て10年国債の利回りも15ベーシスポイント(bp)上昇(国債価格は下落)した。

【インド】SENSEX指数 22343.45 -0.07%
7日のインドSENSEX指数は小幅下落。朝方は買いが優勢だったが、指数はすぐにマイナス圏まで転落。この日から世界最大の総選挙で投票が開始されるとあり、投資家の間では警戒ムードが強まった。市場参加者の間では、総選挙が始まれば買いの勢いが鈍るとの見方が浮上。この日発表された最大野党・インド人民党(BJP)の政権公約(マニフェスト)は「期待外れ」との声も聞こえたが、売りの動きも限定的との意識から、終盤から引けにかけてやや値を戻した。

【中国本土】休場



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