(中国)不動産信託にデフォルト懸念、今年は786億元が期限到来
[14/04/09]
提供元:株式会社フィスコ
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中国で不動産信託商品のデフォルト懸念が強まっている。中国信託業協会の統計によると、年内に786億元(約1兆2970億円)が償還期限を迎える予定となっており、4-6月期と7-9月期に集中する見込みという。中小デベロッパーの資金繰りが困難となる中、返済不能となるリスクが高まっている。
同協会によると、2013年末時点で不動産信託の規模は1兆300億元だった。これは全信託商品の約1割を占める。今年に入ってからは、不動産市況の悪化で新規発行規模が縮小しており、1-3月期は前の期比で40%減となった。
大手デベロッパーは資金調達が比較的容易だが、銀行が不動産向け融資を引き締める中で、中小企業の資金繰りは困難になっているという。また、一部の地方都市で住宅販売が減少する中、不動産信託のデフォルトリスクが高まっていると指摘されている。
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同協会によると、2013年末時点で不動産信託の規模は1兆300億元だった。これは全信託商品の約1割を占める。今年に入ってからは、不動産市況の悪化で新規発行規模が縮小しており、1-3月期は前の期比で40%減となった。
大手デベロッパーは資金調達が比較的容易だが、銀行が不動産向け融資を引き締める中で、中小企業の資金繰りは困難になっているという。また、一部の地方都市で住宅販売が減少する中、不動産信託のデフォルトリスクが高まっていると指摘されている。
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