(香港)本土企業向け融資の増加をIMFが懸念、リスク波及の恐れも
[14/04/10]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 外国株
国際通貨基金(IMF)は最新リポートで、香港の商業銀行による中国本土向け融資の急速な増加に懸念を示した。本土と香港の経済面での融合が深化するに伴い、香港の銀行が直面するリスクも大きくなっていると指摘。金融当局に対し、リスクを中止するよう呼び掛けた。
一方、「明報」によれば、香港の中央銀行に当たる香港金融管理局(HKMA)はこれに対し、本土の銀行融資の状況を注視しているとコメントした。現時点で情勢に深刻な面は見られず、システミックリスクの懸念はないと強調している。
HKMAの最新資料によれば、域内の市中銀行による本土企業(金融機関を除く)への融資は2013年末時点で3兆6020億HKドル(約47兆円)と、同年6月末比で12.7%増加した。総資産の19%を占める規模に拡大している。
<NT>
一方、「明報」によれば、香港の中央銀行に当たる香港金融管理局(HKMA)はこれに対し、本土の銀行融資の状況を注視しているとコメントした。現時点で情勢に深刻な面は見られず、システミックリスクの懸念はないと強調している。
HKMAの最新資料によれば、域内の市中銀行による本土企業(金融機関を除く)への融資は2013年末時点で3兆6020億HKドル(約47兆円)と、同年6月末比で12.7%増加した。総資産の19%を占める規模に拡大している。
<NT>