概況からBRICsを知ろう〜ロシア市場は続落、ガスプロムやズベルバンクなど大型銘柄の下落が影響
[14/04/15]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 51596.55 -0.52%
14日のブラジル市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前営業日比270.74ポイント安(-0.52%)の51596.55で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは30、値下がり41、変わらず2と売りが優勢。公益と素材を除くすべてのセクターが下落し、中でもヘルスケアや通信に売りが集中した。
中盤にいったんプラス圏を回復したが、その勢いは続かなかった。インフレの加速懸念を受けてブラジル中央銀行が利上げを継続するとの観測が高まり、不動産大手ガフィーザ(GFSA3)など内需関連に売りが集中。中銀がエコノミスト約100人を対象に週間ベースで実施した最新調査(4月14日実施分)では、2014年末時点の拡大消費者物価指数(IPCA)予想が前回の6.35%から6.47%に上方修正された。一方、同年の国内総生産(GDP)成長率予想は前回の1.63%から1.65%に引き上げられた。
【ロシア】MICEX指数 1344.86 -1.29%
14日のロシア市場は続落。主要指標のMICEX指数は、月初来安値となる前日比17.54ポイント安(-1.29%)の1344.86で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは9、値下がり41と売りが優勢だった。
横這いで始まった後は下落し、その後も上値は重かった。ウエートの高いガスプロム(GAZP)やズベルバンク(SBER)などの下落が影響した。ウクライナ東部の武装勢力が引き続き行政庁舎を占拠するなど、地政学リスクの高まりからルーブル安とともに、株価指数の下落を招いたもよう。
【インド】休場
【中国本土】上海総合指数 2131.54 +0.05%
14日の上海総合指数は小動き。総じて方向感に乏しかった。16日に1-3月期の国内総生産(GDP)など主要経済指標が発表されるとあり、様子見気分が強まった。一方、「京津冀(北京市、天津市、河北省)」地域の経済一体化計画を順調に進めるため、中央政府が専門チームを立ち上げる方針との報道は支援材料。また、成長鈍化を受け、景気対策への思惑も一部で根強かった。一方、ウクライナ情勢の緊迫化や前週末の米株安など外部環境の悪化が足かせとなった。
<FA>
14日のブラジル市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前営業日比270.74ポイント安(-0.52%)の51596.55で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは30、値下がり41、変わらず2と売りが優勢。公益と素材を除くすべてのセクターが下落し、中でもヘルスケアや通信に売りが集中した。
中盤にいったんプラス圏を回復したが、その勢いは続かなかった。インフレの加速懸念を受けてブラジル中央銀行が利上げを継続するとの観測が高まり、不動産大手ガフィーザ(GFSA3)など内需関連に売りが集中。中銀がエコノミスト約100人を対象に週間ベースで実施した最新調査(4月14日実施分)では、2014年末時点の拡大消費者物価指数(IPCA)予想が前回の6.35%から6.47%に上方修正された。一方、同年の国内総生産(GDP)成長率予想は前回の1.63%から1.65%に引き上げられた。
【ロシア】MICEX指数 1344.86 -1.29%
14日のロシア市場は続落。主要指標のMICEX指数は、月初来安値となる前日比17.54ポイント安(-1.29%)の1344.86で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは9、値下がり41と売りが優勢だった。
横這いで始まった後は下落し、その後も上値は重かった。ウエートの高いガスプロム(GAZP)やズベルバンク(SBER)などの下落が影響した。ウクライナ東部の武装勢力が引き続き行政庁舎を占拠するなど、地政学リスクの高まりからルーブル安とともに、株価指数の下落を招いたもよう。
【インド】休場
【中国本土】上海総合指数 2131.54 +0.05%
14日の上海総合指数は小動き。総じて方向感に乏しかった。16日に1-3月期の国内総生産(GDP)など主要経済指標が発表されるとあり、様子見気分が強まった。一方、「京津冀(北京市、天津市、河北省)」地域の経済一体化計画を順調に進めるため、中央政府が専門チームを立ち上げる方針との報道は支援材料。また、成長鈍化を受け、景気対策への思惑も一部で根強かった。一方、ウクライナ情勢の緊迫化や前週末の米株安など外部環境の悪化が足かせとなった。
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