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概況からBRICsを知ろう〜中国本土市場は値ごろ感からの買い戻しで反発

注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 51976.86 -0.26%
昨日22日のブラジル市場は3営業日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前営業日比134.99ポイント安(-0.26%)の51976.86で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは37、値下がり34、変わらず2と買いが優勢。セクター別では、石油・ガスや素材が売られた半面、ヘルスケアや公益が高い。

前半にプラス圏を回復する場面もあったが、その後は安値圏でもみ合った。インフレの加速懸念が警戒され、不動産大手PDGリアルティ(PDGR3)など金利敏感株に売りが集中。ブラジル中央銀行がエコノミスト約100人を対象に実施した週間調査(4月22日実施分)では、2014年末の消費者物価指数(IPCA)見通しが前回の6.47%から6.51%に引き上げられた。また、2014年の国内総生産(GDP)予想は前回の1.65%から1.63%に下方修正された。

【ロシア】MICEX指数 1335.62 -0.70%
22日のロシア市場は続落。主要指標のMICEX指数は前日比9.42ポイント安(-0.70%)の1335.62で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは8、値下がり38、変わらず4と売りが優勢となった。

横ばいで寄り付いた後は売りに押され、終盤に下げ幅を一段と拡大させた。いったん沈静化したウクライナ情勢が再び不安定化していることが警戒材料。ウクライナ東部の親露武装勢力と現地政府の対立激化が緩和されていないと報じられた。ロシアが親露武装勢力を支援すれば、欧米による対露制裁が一段と強化されると警戒されている。

【インド】SENSEX指数 -0.03% 22758.37
22日のインドSENSEX指数は小幅に3営業日ぶり反落。続伸でスタートした後は上値を追う展開を示したが、その後は前日の終値近辺でもみ合った。外国人投資家(FII)の買い越しが継続していることが銀行など大型銘柄のサポート材料。また、ゴア州の鉄鉱石採掘が解禁されたことも引き続き関連銘柄の物色手がかりとなった。このほか、政権交代に対する期待感も支援材料。ただ、目先の高値警戒感が強まり、幅広い銘柄に利益確定売りが広がった。

【中国本土】上海総合指数 2072.83 +0.34%
22日の上海総合指数は4営業日ぶり反発。後場に下げ幅を広げる場面もあったが、その後は買い戻され、プラス圏まで切り返した。新規株式公開(IPO)再開による需給悪化への懸念がくすぶる一方で、足元の株価下落を受けた値ごろ感からの買いも入った。また、優先株導入への期待感から銀行など大型株が買われて相場を支えた。もっとも、翌23日には中国の4月HSBC製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が発表されるとあり、様子見気分も強かった。



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