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5日の中国本土市場概況:上海総合は小幅に3日続伸、値ごろ感から引け際に切り返す

注目トピックス 外国株
メーデー連休明けとなる5日の中国本土市場は小動き。上海総合指数は前営業日比0.05%(1.00ポイント)高の2027.35と小幅に3営業日続伸、深セン成分指数は同0.05%(3.31ポイント)安の7309.56と小幅に続落した。

上海総合指数は売り優勢でスタート。連休中の住宅販売の低調が報じられたことで不動産セクターが下落し、指数の足かせとなった。また、寄り付き後に発表された中国の4月HSBC製造業購買担当者景気指数(PMI)確定値が速報値から下方修正され、市場予想を下回ったことも投資家心理を冷やした。ただ、節目の2000に近づく水準では引き続き底堅い値動きに。値ごろ感も意識される中で徐々に買い戻され、大引けにかけてプラス圏に切り返した。

セクター別では、不動産が軟調。メーデー連休の住宅販売の低調が嫌気された。地元メディアによると、北京市では、1-3日の3営業日における成約戸数が200戸にとどまり、メーデー連休としては2009年以来の低水準にとどまった。業界関係者は、不動産向け融資の引き締めなどにより、住宅価格の先行きに対する慎重な見方が強まっていると指摘している。

一方、中国当局による鉄道建設予算の上方修正が伝わり、中国中鉄(601390/CH)など鉄道インフラ関連が上昇。また、長江流域の開発を進める「長江経済ベルト」構想が引き続き材料視され、南京港(002040/CH)など港湾セクターへの物色が継続した。



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