米国株式相場 上昇、ハイテクや小型株に買い戻し広がりダウ過去最高値更新
[14/05/13]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
米国株式相場は上昇。ダウ平均は112.13ドル高の16695.47、ナスダックは71.99ポイント高の4143.86で取引を終了した。欧州株式相場の流れを受け買いが先行。3月下旬頃から下落の目立っていたハイテク銘柄の一角や小型株に幅広く買い戻しの動きが広がり、終日堅調推移となった。食品業界の大型買収なども好感され、ダウ平均株価とS&P500指数は史上最高値を更新した。セクター別では、小売や耐久消費財・アパレルが上昇する一方で公益事業や家庭用品・パーソナル用品が下落した。
航空機向けインターネット・プロバイダーのゴーゴー(GOGO)は予想を上回る決算を発表して上昇。交流サイトのフェイスブック(FB)や動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)、オンライン小売のアマゾン(AMZN)など、最近の下落が目立っていた銘柄が軒並み買い戻された。一方で食品のヒルシャー・ブランド(HSH)は同業のピナクルフーズ(PF)の買収を発表して下落。教育ローン・サービシングのナビエント(NAVI)は、過大請求問題に関する引当金を積み増したことで軟調推移となった。
明確な材料に乏しい中で大幅上昇となっており、ナスダックや小型株を中心とした3月以降の下落トレンドが転換するか注目を集めている。
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