(中国)4月M2は予想以上の伸び、早期の預金準備率下げは不要=市場の見方
[14/05/13]
提供元:株式会社フィスコ
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中国人民銀行(中央銀行)が12日発表した4月金融統計は、人民元建て新規融資が7747億元(約13兆円)となり、前月実績の1兆500億元から減少。市場予想(ブルームバーグまとめ)の8000億元を下回った。一方、マネーサプライM2は前年同月比13.2%増と、前月の12.1%増から加速。市場予想の12.2%も大きく上回った。
専門家らはこの数字について、融資需要が依然として伸び悩むと同時に、市場の流動性が十分であることを示唆していると分析。市場ではこれより先、全銀行を対象とした預金準備率の引き下げ観測も浮上していたが、現時点でその必要はないことが示されたとみている。
なお、人民銀の周小川総裁は週末、大規模な刺激策は行わないとコメント。足元の経済情勢に変化は見られるものの、景気判断には慎重になる必要があるとし、短期的なデータから問題を説明できるとは限らないと強調した。
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専門家らはこの数字について、融資需要が依然として伸び悩むと同時に、市場の流動性が十分であることを示唆していると分析。市場ではこれより先、全銀行を対象とした預金準備率の引き下げ観測も浮上していたが、現時点でその必要はないことが示されたとみている。
なお、人民銀の周小川総裁は週末、大規模な刺激策は行わないとコメント。足元の経済情勢に変化は見られるものの、景気判断には慎重になる必要があるとし、短期的なデータから問題を説明できるとは限らないと強調した。
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