概況からBRICsを知ろう〜ロシア市場は4日続伸、EUの対クリミア制裁が「軽い」との見方
[14/05/13]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 54052.90 +1.79%
昨日12日のブラジル市場は3営業日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前営業日比952.56ポイント高(+1.79%)の54052.90で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは61、値下がり9、変わらず1と買いが優勢。全セクターが上昇し、中でも素材や通信に買いが集中した。
横ばいで寄り付いた後は上げ幅を急速に拡大させ、その後は高値圏でもみ合った。2014年の成長見通しが上方修正されたことなどが好感された。ブラジル中央銀行がエコノミスト約100人を対象に週間ベースで実施した最新調査(5月12日分)では、2014年の国内総生産(GDP)成長率予想が前週の1.63%から1.69%に上方修正された。2014年末の拡大消費者物価指数(IPCA)予想は前回の6.50%から6.39%に引き下げられた。
【ロシア】MICEX指数 1375.31 +0.28%
12日のロシア市場は4営業日続伸。主要指標のMICEX指数は前営業日比3.89ポイント高(+0.28%)の1375.31で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは30、値下がり19、変わらず1と買いが優勢となった。
中盤にマイナス圏に転落したが、その後は買い戻された。欧州連合(EU)が12日に発表したウクライナのクリミア半島(現在はロシアに編入)の企業・個人への制裁が予想より軽いとの見方が支援材料。EUは、同地域の企業2社と個人13人以上をロシア制裁のブラックリストに追加し、翌13日から適用する。社名と個人名はその後、EUの政府機関誌に発表される予定だ。
【インド】SENSEX指数 23551.00 +2.42%
12日のインドSENSEX指数は大幅に3営業日続伸。政権交代がほぼ確実だとの見方が外国人投資家(FII)の買いを加速させた。FIIは9日まで14営業日連続で買い越したほか、今月に入ってからFIIが約500億ルピー(約845億円)をインドの株式市場に投入した。なお、12日は総選挙の最終投票日となり、今週16日に開票される予定。これまでの動きから分析すると、最大野党・インド人民党(BJP)のナレンドラ・モディ氏の勝利がほぼ確実だとの見方が優勢になっている。
【中国本土】上海総合指数 2052.87 +2.08%
12日の上海総合指数は大幅反発。終値で4月24日以来の高値を付けた。上昇率は3月21日(2.72%)以来の大きさ。国務院(内閣に相当)が先週末、資本市場改革の指針を発表したことが支援材料。また、不動産市場を巡り、地方政府による市場救済の動きが広がっているとの報道も買い材料視された。ただ、2500近辺では上値の重さも意識された。翌13日には中国の4月鉱工業生産など重要指標の発表を控えており、その内容を見極めたいとの思惑も強まった。
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昨日12日のブラジル市場は3営業日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前営業日比952.56ポイント高(+1.79%)の54052.90で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは61、値下がり9、変わらず1と買いが優勢。全セクターが上昇し、中でも素材や通信に買いが集中した。
横ばいで寄り付いた後は上げ幅を急速に拡大させ、その後は高値圏でもみ合った。2014年の成長見通しが上方修正されたことなどが好感された。ブラジル中央銀行がエコノミスト約100人を対象に週間ベースで実施した最新調査(5月12日分)では、2014年の国内総生産(GDP)成長率予想が前週の1.63%から1.69%に上方修正された。2014年末の拡大消費者物価指数(IPCA)予想は前回の6.50%から6.39%に引き下げられた。
【ロシア】MICEX指数 1375.31 +0.28%
12日のロシア市場は4営業日続伸。主要指標のMICEX指数は前営業日比3.89ポイント高(+0.28%)の1375.31で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは30、値下がり19、変わらず1と買いが優勢となった。
中盤にマイナス圏に転落したが、その後は買い戻された。欧州連合(EU)が12日に発表したウクライナのクリミア半島(現在はロシアに編入)の企業・個人への制裁が予想より軽いとの見方が支援材料。EUは、同地域の企業2社と個人13人以上をロシア制裁のブラックリストに追加し、翌13日から適用する。社名と個人名はその後、EUの政府機関誌に発表される予定だ。
【インド】SENSEX指数 23551.00 +2.42%
12日のインドSENSEX指数は大幅に3営業日続伸。政権交代がほぼ確実だとの見方が外国人投資家(FII)の買いを加速させた。FIIは9日まで14営業日連続で買い越したほか、今月に入ってからFIIが約500億ルピー(約845億円)をインドの株式市場に投入した。なお、12日は総選挙の最終投票日となり、今週16日に開票される予定。これまでの動きから分析すると、最大野党・インド人民党(BJP)のナレンドラ・モディ氏の勝利がほぼ確実だとの見方が優勢になっている。
【中国本土】上海総合指数 2052.87 +2.08%
12日の上海総合指数は大幅反発。終値で4月24日以来の高値を付けた。上昇率は3月21日(2.72%)以来の大きさ。国務院(内閣に相当)が先週末、資本市場改革の指針を発表したことが支援材料。また、不動産市場を巡り、地方政府による市場救済の動きが広がっているとの報道も買い材料視された。ただ、2500近辺では上値の重さも意識された。翌13日には中国の4月鉱工業生産など重要指標の発表を控えており、その内容を見極めたいとの思惑も強まった。
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