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13日の中国本土市場概況:反落、弱い経済指標を受けて利益確定売りが進む

注目トピックス 外国株

13日の中国本土市場は反落。上海総合指数は前日比2.14ポイント安(-0.10%)の2050.73、深セン成分指数は同7.83ポイント安(-0.11%)の7310.31で取引を終えた。

上海総合指数は続伸でスタートしたものの、前場中盤にマイナス圏に転落。後場には軟調な推移が続いた。前日に2%の大幅高となった後とあり、上値では利益確定売り圧力が強まったもよう。また、この日の午後に発表された中国の4月経済指標が総じて弱い内容となったことから、中国経済の先行き不透明感が意識された。ただ同時に、政府による景気対策への思惑も強まる中で下値は限定的だった。

国家統計局がこの日発表した4月の小売売上高は前年同月比11.9%増となり、伸び率は前月の12.2%を下回った。市場では前月並みの12.2%増が予測されていた。このほか、鉱工業生産は8.7%増、都市部固定資産投資(1-4月)は17.3%増で着地。いずれも市場予想を下回り、前月から伸びが鈍化した。

これを受けて市場関係者の間では、中国政府が経済の安定成長を維持するための措置を強化すると分析している。中信建投証券では、預金準備率引き下げの可能性は低いとしながらも、不動産規制の緩和や財政支出の拡大といった措置が実施されると予測している。

セクター別では、石油株が高い。中国石油天然気(601857/CH)が一部パイプライン資産の売却を発表したことが支援材料。国有企業改革の一環で、業界全体の再編や発展を促すと指摘されている。一方、前日に大きく上昇した石炭、非鉄金属セクターが利益確定売りで反落した。



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