米国株式相場 まちまち、上げ幅縮小もダウ連日高値更新
[14/05/14]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 外国株
米国株式相場はまちまち。ダウ平均は19.97ドル高の16715.44、ナスダックは13.69ポイント安の4130.17で取引を終了した。アジアや欧州株式相場が上昇した流れを受けて買いが先行。大型株で構成されるS&P500指数は節目となる1900ポイントを一時上回った。その後は昨日の大幅上昇を背景にハイテクや小型株に戻り売りが広がり、上げ幅を縮小する展開となった。S&P500とダウ平均は最高値を更新した。セクター別では、運輸や食品・飲料・タバコが上昇する一方でメディアや電気通信サービスが下落した。
薬剤給付管理のマッケソン(MCK)やデータセンターのラックスペース(RAX)が好決算を発表して堅調推移となった。住宅メーカーのDRホートン(DHI)やレナー(LEN)は、米連邦住宅金融局(FHFA)が政府系住宅金融機関が保証する住宅ローン上限額の引き下げを見送ったことが好感され上昇。シングルカップコーヒーのキューリグ・グリーン・マウンテン(GMCR)はコカコーラ(KO)が10%の持ち分を16%へと引き上げたことで大幅上昇となった。一方で通信大手のAT&T(T)は衛星テレビのディレクTV(DTV)の買収観測で下落。家電のワールプール(WHR)はアナリストの投資判断引き下げで軟調推移となった。
バンカメ・メリルによる欧州や米国のファンドマネジャーへの調査によると、現金保有比率が5%と約2年ぶりの高水準となった。
<KG>