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14日の香港市場概況:5日続伸、中国の政策期待などで3週間ぶり高値

注目トピックス 外国株

14日の香港市場では主要指数のハンセン指数が5営業日続伸となり、前日比230.39ポイント高(+1.03%)の22582.77で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同135.81ポイント高(+1.38%)の9991.61、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同63.04ポイント高(+1.51%)の4227.07だった。

ハンセン指数は終日堅調に推移し、終値で4月22日以来、約3週間ぶりの高値を付けた。前日の米株高や中国の景気対策期待が支援材料となった。また、中国の住宅ローン融資拡大観測を受け、本土系の不動産株や銀行株が買われた。指数は前場間際に足元の上値抵抗線となっていた22400水準を上抜け、急速に上げ幅を拡大。ただ、中国経済の先行き不透明感も根強い中で、買い一巡後には日中高値圏でこう着感を強める展開となった。

ハンセン指数の構成銘柄では、本土系不動産セクターが大きく続伸。華潤置地(01109/HK)が5.95%高、中国海外発展(00688/HK)が4.09%高で取引を終えた。中国人民銀行(中央銀行)が主要銀行に対し、1軒目住宅ローンの融資実行ペースを加速するよう求めたことが買い手掛かりとなった。

このほか、本日決算を控えたテンセント(00700/HK)が1.28%上昇。香港系不動産セクターも総じて堅調だった。香港政府が前日夕方、不動産規制の一部緩和を発表したことが支援材料。ただ、地元メディアが事前に報じていたこともあって株価にはある程度織り込まれていたもようで、一部銘柄は売りに押される場面が多かった。

ハンセン銘柄以外では、中海発展(01138/HK)が5.13%高と大きく上昇。親会社の中国海運(集団)総公司が、電子商取引最大手アリババ・グループとの提携を発表したことが材料視された。半面、新疆新キン鉱業(03833/HK)が利益確定売りで4.43%安。国際ニッケル相場の急上昇を手掛かりに足元で買われていた反動が出た。



<KO>

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