概況からBRICsを知ろう〜ブラジル市場は反落、弱い経済指標や企業の業績悪化を警戒
[14/05/16]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 53855.54 -1.02%
昨日の15日のブラジル市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比557.00ポイント安(-1.02%)の53855.54で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは17、値下がり52、変わらず2と売りが優勢。全セクターが下落し、中でも通信や公益に売りが集中した。
小幅安で寄り付いた後は下げ幅を急速に拡大し、その後も安値圏でもみ合った。弱い経済指標が圧迫材料。統計局は15日、3月の小売売上高が前年比でマイナス1.1%に転落し、前月のプラス8.7%(改定値)を大幅に下回ったと発表した。市場予想はマイナス0.3%だった。
【ロシア】MICEX指数 1381.99 -0.51%
15日のロシア市場は7営業日ぶりに反落。主要指標のMICEX指数は前日比7.12ポイント安(-0.51%)の1381.99で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは13、値下がり37と売りが優勢となった。
堅調な展開が続いたが、終盤にマイナス圏に転落した。連日の上昇で足元では買われ過ぎ感が強まった。また、弱い経済指標も圧迫材料。統計局は15日、今年1-3月期の国内総生産(GDP、速報値)成長率が前年同期比で0.9%となり、前期の2.0%から鈍化したと発表した。市場予想は0.7%だった。また、ウクライナ問題に伴う欧米の制裁強化を受け、4-6月期はマイナス成長に転じるとも予測されている。
【インド】SENSEX指数 23905.60 +0.38%
15日のインドSENSEX指数は反発。中盤に利益売りに押される場面もあったが、終盤に買い戻された。外国人投資家(FII)が高水準の買い越しを継続していることが支援材料。FIIは14日までに17日連続で買い越した。また、政権交代が実現すれば、一連の景気対策が発表されるとの期待感も持続。さらに、4月の卸売物価指数(WPI)が予想外に鈍化したことも金融緩和期待を強めた。統計局が15日発表した4月のWPIは前年同月比5.20%上昇。前月の5.70%を下回った。
【中国本土】上海総合指数 2024.97 -1.12%
15日の上海総合指数は続落。終日マイナス圏で推移。景気の先行き不透明感に加え、新規株式公開(IPO)再開を控えた需給懸念がくすぶる中、足元上昇していた不動産株や石炭株を中心に幅広い銘柄に利益確定売りが広がった。政策期待もあって朝方こそ下げ渋る動きを見せていたが、その後はじりじりと下げ幅を拡大した。当局がIPO申請受理を再開したと報じられたほか、ベトナムでの反中デモの激化などが警戒された。
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昨日の15日のブラジル市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比557.00ポイント安(-1.02%)の53855.54で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは17、値下がり52、変わらず2と売りが優勢。全セクターが下落し、中でも通信や公益に売りが集中した。
小幅安で寄り付いた後は下げ幅を急速に拡大し、その後も安値圏でもみ合った。弱い経済指標が圧迫材料。統計局は15日、3月の小売売上高が前年比でマイナス1.1%に転落し、前月のプラス8.7%(改定値)を大幅に下回ったと発表した。市場予想はマイナス0.3%だった。
【ロシア】MICEX指数 1381.99 -0.51%
15日のロシア市場は7営業日ぶりに反落。主要指標のMICEX指数は前日比7.12ポイント安(-0.51%)の1381.99で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは13、値下がり37と売りが優勢となった。
堅調な展開が続いたが、終盤にマイナス圏に転落した。連日の上昇で足元では買われ過ぎ感が強まった。また、弱い経済指標も圧迫材料。統計局は15日、今年1-3月期の国内総生産(GDP、速報値)成長率が前年同期比で0.9%となり、前期の2.0%から鈍化したと発表した。市場予想は0.7%だった。また、ウクライナ問題に伴う欧米の制裁強化を受け、4-6月期はマイナス成長に転じるとも予測されている。
【インド】SENSEX指数 23905.60 +0.38%
15日のインドSENSEX指数は反発。中盤に利益売りに押される場面もあったが、終盤に買い戻された。外国人投資家(FII)が高水準の買い越しを継続していることが支援材料。FIIは14日までに17日連続で買い越した。また、政権交代が実現すれば、一連の景気対策が発表されるとの期待感も持続。さらに、4月の卸売物価指数(WPI)が予想外に鈍化したことも金融緩和期待を強めた。統計局が15日発表した4月のWPIは前年同月比5.20%上昇。前月の5.70%を下回った。
【中国本土】上海総合指数 2024.97 -1.12%
15日の上海総合指数は続落。終日マイナス圏で推移。景気の先行き不透明感に加え、新規株式公開(IPO)再開を控えた需給懸念がくすぶる中、足元上昇していた不動産株や石炭株を中心に幅広い銘柄に利益確定売りが広がった。政策期待もあって朝方こそ下げ渋る動きを見せていたが、その後はじりじりと下げ幅を拡大した。当局がIPO申請受理を再開したと報じられたほか、ベトナムでの反中デモの激化などが警戒された。
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