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16日の香港市場概況:7日ぶり小反落、利益確定売り優勢も後場に下げ幅を縮小

注目トピックス 外国株

16日の香港市場では主要指数のハンセン指数が7営業日ぶり小反落となり、前日比17.95ポイント安(-0.08%)の22712.91で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同15.89ポイント安(-0.16%)の9955.35、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同9.41ポイント安(-0.22%)の4206.51だった。

ハンセン指数は終日軟調に推移。前日の米国市場が大幅に下落した流れを引き継いだほか、足元の株価上昇を受けた利益確定売りが進んだ。また、中国で弱い経済指標の発表が続いていることから、景気の先行き不安が継続。ただ、景気対策への思惑も根強いほか、この日の中国本土市場が底堅く推移したことで、ハンセン指数も後場には下げ幅を縮めた。

ハンセン指数の構成銘柄では、本土系不動産株への利食い売りが継続。華潤置地(01109/HK)が1.80%安、中国海外発展(00688/HK)が1.74%安で引けた。このほか、テンセント(00700/HK、02988/HK)が1.90%反落。前日は好決算を手掛かりに買われ、5%を超える大幅高となっていた。

一方、和記黄埔(00013/HK)が0.69%上昇。本日の株主総会で、李嘉誠(リー・カシン)会長が株式分割を検討していると発言したと伝わった。このほか、信和置業(00083/HK)などの香港系不動産株が堅調だったほか、指数ウエート最大のHSBC(00005/HK)が値を上げた。

ハンセン銘柄以外では、緑城中国(03900/HK)が2.82%上昇。同社は15日、同業の融創中国(01918/HK)による資本参加を発表。また、報道ベースでは、電子商取引大手アリババ・グループの馬雲(ジャック・マー)会長による出資の可能性も伝わっている。



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