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19日の香港市場概況:小幅続落、本土株安など相場の足かせに

注目トピックス 外国株

19日の香港市場では主要指数のハンセン指数が小幅続落となり、前営業日比8.41ポイント安(-0.04%)の22704.50で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同40.06ポイント安(-0.40%)の9915.29、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同15.91ポイント安(-0.38%)の4190.60だった。

ハンセン指数はほぼマイナス圏で推移。この日の中国本土市場の下落が弱気材料。また、ハンセン指数は前週15日まで6連騰した後とあり、利益確定売りも継続した。加えて、中国の金融当局が前週末、銀行間取引に対する監督を強化する方針を示したことが一部で流動性懸念を誘ったほか、中国とベトナム間の緊張の高まりも手控えムードにつながったもよう。ただ、大引けにかけてはやや買い戻され、下げ幅を縮めた。

ハンセン指数の構成銘柄では、本土系金融株の一角が安い。うち中国平安保険(02318/HK)は1.13%値を落とした。このほか、新鴻基地産(00016/HK)が%下げるなど、香港系不動産株が軟調。先週は印紙税規定の緩和を受けて株価が上昇していたが、この週末の中古マンション販売は低調だったと報じられている。

また、サンズ・チャイナ(01928/HK)が0.52%下落。マカオ政府はこのほど、10月6日付でカジノのメーンフロアを全面禁煙とすることを決定。これにより、カジノの売り上げに影響が出る可能性が一部で警戒されている。半面、テンセント(00700/HK、02988/HK)が1.03%上昇。好決算が引き続き株価を下支えた。

このほかハンセン銘柄以外では、H株指数への新規採用が決まった中国信達資産管理(01359/HK)が0.54%高。売りに押される場面も見られたが、インデックス・ファンドなどによる買い需要への思惑から上昇した。



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