概況からBRICsを知ろう〜インド市場は政権交代による政策期待が持続で4営業日続伸
[14/05/21]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 52366.19 -1.85%
昨日20日のブラジル市場は大幅続落。主要指標のボベスパ指数は前日比986.91ポイント安(-1.85%)の52366.19で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは5、値下がり65、変わらず1と売りが優勢。全セクターが下落し、中でも石油・ガス、通信に売りが集中した。
前半は底堅い展開を示したが、その後は下げ幅をじりじりと拡大させた。鉄鉱石大手ヴァーレ(VALE3)やナショナル製鉄(CSNA3)など大型銘柄の下落が指数の足かせ。鉄鉱石価格の下落が売り手がかりとなった。中国の不動産市場の低迷が鉄鋼需要を減少させるとの観測が高まっている。中国・天津港の鉄鉱石輸入価格はこの日、前日比で1%下落した。
【ロシア】MICEX指数 1425.58 +0.83%
20日のロシア市場は3営業日続伸。主要指標のMICEX指数は前日比11.73ポイント高(+0.83%)の1425.58で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは36、値下がり13、変わらず1と買いが優勢となった。
中盤は利益確定売りに押されたが、その後は再び買い戻された。ウクライナ国境付近のロシア軍が指示通り撤退し始めていることが支援材料。また、プーチン大統領の訪中も石油大手ロスネフチ(ROSN)などの物色手がかりとなった。ロシア政府は、大統領が中国の資源会社や電機大手などと一連の契約を締結したと発表。また、中国の投資家がロスネフチなどへの出資に意欲的だとも報じられた。中国向けの天然ガス輸出で双方が合意すれば、欧州への依存が低下すると見込まれている。
【インド】SENSEX指数 24376.88 +0.06%
20日のインドSENSEX指数は小幅に4営業日続伸。政権交代による政策期待が持続。国内外の機関投資家が相次いでインド株の見通しを上方修正していることも相場の支援材料となった。ただ、指数は連日で過去最高値を更新しており、過熱感からの利食い売り圧力も強まる中、上昇一服後には前日終値近辺でもみ合った。また、財政赤字の拡大懸念や、景気低迷が短期内に改善しないとの見方も圧迫材料となった。
【中国本土】上海総合指数 2008.12 +0.15%
20日の上海総合指数は小反発。近く再開される新規株式公開(IPO)について、当局幹部の発言を受け、予想よりも緩やかなペースでの実施になるとの見方が浮上。需給懸念をやや緩和させた。ただ、今週22日にHSBCの5月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)の発表を控える中、景気の先行き警戒感から買い進む動きも見られなかった。指数は前場中盤に上げ幅を縮小し、後場には前日終値近辺でのもみ合いとなった。
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昨日20日のブラジル市場は大幅続落。主要指標のボベスパ指数は前日比986.91ポイント安(-1.85%)の52366.19で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは5、値下がり65、変わらず1と売りが優勢。全セクターが下落し、中でも石油・ガス、通信に売りが集中した。
前半は底堅い展開を示したが、その後は下げ幅をじりじりと拡大させた。鉄鉱石大手ヴァーレ(VALE3)やナショナル製鉄(CSNA3)など大型銘柄の下落が指数の足かせ。鉄鉱石価格の下落が売り手がかりとなった。中国の不動産市場の低迷が鉄鋼需要を減少させるとの観測が高まっている。中国・天津港の鉄鉱石輸入価格はこの日、前日比で1%下落した。
【ロシア】MICEX指数 1425.58 +0.83%
20日のロシア市場は3営業日続伸。主要指標のMICEX指数は前日比11.73ポイント高(+0.83%)の1425.58で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは36、値下がり13、変わらず1と買いが優勢となった。
中盤は利益確定売りに押されたが、その後は再び買い戻された。ウクライナ国境付近のロシア軍が指示通り撤退し始めていることが支援材料。また、プーチン大統領の訪中も石油大手ロスネフチ(ROSN)などの物色手がかりとなった。ロシア政府は、大統領が中国の資源会社や電機大手などと一連の契約を締結したと発表。また、中国の投資家がロスネフチなどへの出資に意欲的だとも報じられた。中国向けの天然ガス輸出で双方が合意すれば、欧州への依存が低下すると見込まれている。
【インド】SENSEX指数 24376.88 +0.06%
20日のインドSENSEX指数は小幅に4営業日続伸。政権交代による政策期待が持続。国内外の機関投資家が相次いでインド株の見通しを上方修正していることも相場の支援材料となった。ただ、指数は連日で過去最高値を更新しており、過熱感からの利食い売り圧力も強まる中、上昇一服後には前日終値近辺でもみ合った。また、財政赤字の拡大懸念や、景気低迷が短期内に改善しないとの見方も圧迫材料となった。
【中国本土】上海総合指数 2008.12 +0.15%
20日の上海総合指数は小反発。近く再開される新規株式公開(IPO)について、当局幹部の発言を受け、予想よりも緩やかなペースでの実施になるとの見方が浮上。需給懸念をやや緩和させた。ただ、今週22日にHSBCの5月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)の発表を控える中、景気の先行き警戒感から買い進む動きも見られなかった。指数は前場中盤に上げ幅を縮小し、後場には前日終値近辺でのもみ合いとなった。
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