(香港)本土観光客制限ならインパクト大、小売売上高は4%減も=市場の見方
[14/05/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
香港の株式市場では27日、政府が中国本土からの観光客数を制限するとの観測が浮上し、香港系の小売り、不動産セクターが売られた。報道ベースでは、梁振英(C・Y・リョン)行政長官が政府の内部会議で、観光客数が2割減った場合の影響について、意見を求めたとされている。生活用品の買い占めやマナーの悪さなどを理由に本土観光客の排斥デモが起きるなど、香港域内で反発が強まっていることが背景にある。
UBSでは、仮に本土観光客が2割減少した場合、小売売上高は4%減少すると試算。昨年の小売売上高から計算すると、約200億HKドル(約2630億円)が失われる格好となる。また、クレディ・スイス(CS)によれば、本土観光客による香港経済への貢献規模は2012年にGDP1.3%相当、雇用数で11万4000人だったという。
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UBSでは、仮に本土観光客が2割減少した場合、小売売上高は4%減少すると試算。昨年の小売売上高から計算すると、約200億HKドル(約2630億円)が失われる格好となる。また、クレディ・スイス(CS)によれば、本土観光客による香港経済への貢献規模は2012年にGDP1.3%相当、雇用数で11万4000人だったという。
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