(中国)温州の不良債権比率が急上昇、3年間で13倍近くに
[14/06/06]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 外国株
浙江省温州市で、商業銀行の不良債権比率が急上昇している。「上海証券報」(6日付)によると、今年4月末時点の不良債権比率は4.69%となり、「民間信用危機」直前の2011年6月末の0.37%から13倍近くに上昇した。
温州市は、中国でもっとも市場経済化が進んだ地域とされており、「民間借貸」と呼ばれる非正規の高利貸しが地元経済を支えてきた。しかしながら、世界的な景気減速や不動産市況の悪化を受け、高利貸しの破綻と民営企業の連鎖倒産といった危機が発生した経緯がある。
銀行関係者は現在の温州市の状況について、国内銀行業界がどの程度のリスクに耐えられるかをはかる「ストレステストのサンプル」になると指摘している。
<NT>
温州市は、中国でもっとも市場経済化が進んだ地域とされており、「民間借貸」と呼ばれる非正規の高利貸しが地元経済を支えてきた。しかしながら、世界的な景気減速や不動産市況の悪化を受け、高利貸しの破綻と民営企業の連鎖倒産といった危機が発生した経緯がある。
銀行関係者は現在の温州市の状況について、国内銀行業界がどの程度のリスクに耐えられるかをはかる「ストレステストのサンプル」になると指摘している。
<NT>