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13日の中国本土市場概況:反発、鉱工業生産などが想定線で伸び悩む展開に

注目トピックス 外国株

13日の中国本土市場は反発。上海総合指数は前日比19.00ポイント高(+0.93%)の2070.72、深セン成分指数は同101.54ポイント高(+1.39%)の7401.35で取引を終えた。

イラク情勢の緊迫化など外部環境が悪化する中、朝方の上海総合指数は前日終値をはさんでもみ合った。ただ、相場の底堅さを確認すると切り返し、上げ幅を広げた。前日大引け後に発表された中国の金融統計が堅調な内容だったことが支援材料。また、国際原油相場の上昇を受けて石油株が買われたことも指数を押し上げた。ただ、後場に発表された5月の鉱工業生産などは総じて想定線となり、その後は伸び悩んだ。

中国人民銀行(中央銀行)が12日発表した金融統計によると、5月の国内銀行の人民元建て新規融資は8708億元となり、市場予想の7500億元、前月実績の7747億元をともに上回った。また、マネーサプライM2は前年同月比13.4%増となり、こちらも市場予想と前月実績から上振れた。市場では、当局が今後も「的を絞った」金融緩和を継続すると予測されている。

個別では、テーマ物色の動きが目立った。中でも中航重機(600765/CH)がストップ高を付けるなど、3Dプリンター関連が大きく上昇した。中国企業が世界最高クラスの速度を誇る3Dプリンターを開発したとの報道や、来週20-21日に山東省青島市で関連見本市が開かれることが買い手掛かりとなった。また、米テスラ・モーターズが全ての特許を開放すると発表したことで、自動車株も買い進まれた。



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