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24日の香港市場概況:反発も上値は重い、材料乏しく商い低調

注目トピックス 外国株

24日の香港市場では主要指数のハンセン指数が反発となり、前日比75.83ポイント高(+0.33%)の22880.64で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同52.06ポイント高(+0.51%)の10250.16、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同13.53ポイント高(+0.32%)の4277.58だった。

香港市場は終日堅調に推移。前日に大きく下げた後とあり、自律反発狙いの買いが入った。また、23日に発表された中国の景況感指数が市場の予想以上に改善したことを受けて、中国の景気持ち直しがあらためて意識された。ただ、前日の米国株安が一定の重しとなったほか、一段と買い進むだけの材料には乏しく、上値も重かった。商いも細り、売買代金は440億HKドル弱と、先月27日以来の低水準にとどまった。

ハンセン指数の構成銘柄では、招商局国際(00144/HK)や利豊(00494/HK)など輸出関連が上昇。中国の景気見通しの改善が材料視されたもよう。また、中国でリバース・モーゲージ制度が解禁されたことを受けて、中国人寿保険(02628/HK)など保険株も堅調だった。このほか、出遅れ感のあった電能実業(00006/HK)が1.92%値上がりした。

半面、原油相場の下落を受けて石油株が軒並み安。中でも川上事業の比率が高い中国海洋石油(00883/HK)が1.45%値を落としたほか、中国石油天然気(00857/HK)は0.41%安で引けた。このほか、信和置業(00083/HK)や九龍倉集団(00004/HK)など、香港系不動産セクターが総じて軟調だった。

ハンセン銘柄以外では、携帯電話機メーカーの酷派集団(02369/HK)が13.33%高と大きく上昇。増益見通しを発表したことが好感された。これに連れる形で、富智康(02038/HK)などの携帯電話関連が堅調に推移。米アップルがスマートフォン「iPhone」の最新モデルの大量生産を来月から開始するとの報道も買い手掛かりとなった。



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