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25日の香港市場概況:小反落、材料難のなか本土株安を受けて売り優勢に

注目トピックス 外国株

25日の香港市場では主要指数のハンセン指数が小反落となり、前日比13.94ポイント安(-0.06%)の22866.70で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同70.11ポイント安(-0.68%)の10180.05、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同17.01ポイント高(+0.40%)の4294.59だった。

朝方は週初の大幅安を受けた買い戻しの動きが先行したものの、上値の重い展開に。後場に入るとマイナス圏に沈み、大引けにかけては前日終値近辺でもみ合った。前日の米国株安やこの日の中国本土株の下落が投資家心理を慎重に傾かせた。新規の手掛かり材料に乏しいことも利益確定売りを誘ったもよう。商いは引き続き低調で、前日並みの440億HKドルにとどまった。

ハンセン指数の構成銘柄では、本土系不動産株が安い。中国海外発展(00688/HK)が1.46%安、華潤置地(01109/HK)が0.58%安で引けた。万科企業(02202/HK)のH株くら替えを受け、より割安な同社への乗り換えが進んだと指摘されている。半面、恒基兆業地産(00012/HK)や長江実業(00001/HK)など香港系不動産株は堅調だった。

万科企業は本日、深センB株から香港H株へとくら替えした。取引初日は13.28HKドルで取引を終了。くら替え前の深センB株株価に比べて7%値上がりした。このほか、富智康(02038/HK)が4.80%安。前日大引け後に増益見通しを発表したものの、それ以前にアップルの最新スマートフォン増産報道で大きく上昇していただけに、利益確定売りが進んだ。

一方、華南城(01668/HK)が5.08%値を上げた。中国のインターネット大手、テンセント(00700/HK)と電子商取引分野における戦略提携契約を結んだとの発表が好感された。また、スカイワース(00751/HK)が3.38%上昇。同社幹部は、昨年5月に終了した中国のエコ家電補助政策について、影響はほぼ消化済みとの見解を示している。



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