米国株式相場 上昇、1-3月期GDP下振れも今期の反動期待高まる
[14/06/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
米国株式相場は上昇。ダウ平均は49.38ドル高の16867.51、ナスダックは29.40ポイント高の4379.76で取引を終了した。朝方発表された1-3月期GDP確定値が年率-2.9%と改定値から大幅に下方修正されたことで売りが先行した。しかし悪天候が主因であり、今期以降の反動を予想する見方が優勢となり緩やかに上昇する展開となった。セクター別では、メディアや医薬品・バイオテクノロジーが上昇する一方で食品・飲料・タバコや不動産が下落した。
地上波テレビ番組のネット配信を行っていたエアリオ社のビジネスモデルに連邦最高裁が違憲の判断を下したことで、CBS(CBS)やウォルト・ディズニー(DIS)などメディア各社が上昇。遺伝子組み換え種子のモンサント(MON)は好決算を発表、100億ドルの自社株買い枠を設定したことが好感され堅調推移となった。書店のバーンズ&ノーブル(BKS)は、電子書籍部門を分離する方針を明らかにして上昇。一方で石油精製のバレロ・エナジー(VLO)やフィリップス66(PSX)は、米政府が40年ぶりに原油輸出の一部解禁に踏み切るとの報道で軟調推移となった。食品のゼネラル・ミルズ(GIS)は決算で売上及び利益ともアナリスト予想を下回り下落。
アクションカメラのゴープロ(GPRO)が明日、ナスダック市場に新規株式上場を予定しており、最終的な公募価格が間もなく発表される。上場後の時価総額は35-40億ドルとなる見通し。
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