(中国)銀行預貸率の算出方法を変更、与信能力拡大で成長後押しへ
[14/07/01]
提供元:株式会社フィスコ
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中国銀行業監督管理委員会(銀監会)は6月30日、商業銀行の預貸率の算出方法を変更すると発表した。7月1日付で実施する。銀行の与信能力を拡大させ、経済成長を後押しする狙いがある。
銀監会の発表によれば、預貸率の上限は75%に据え置くものの、預貸率を算出する際の分子(=貸出)から零細企業や「三農(農業・農村・農民)」向け融資の一部を除外することが可能となる。一方、分母(=預金)には企業や個人向けの譲渡性預金(CD)を含めることができるため、銀行にとっては融資に利用できる資金が増えることになる。
専門家は、今回の算出方法変更によって、理論上は8000億元(約13兆円)超の流動性余地が生まれると試算。ただ、各行の貸出規模や自己資本規制などを考えると、実際に放出される資金はこの理論値を下回るとみている。
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銀監会の発表によれば、預貸率の上限は75%に据え置くものの、預貸率を算出する際の分子(=貸出)から零細企業や「三農(農業・農村・農民)」向け融資の一部を除外することが可能となる。一方、分母(=預金)には企業や個人向けの譲渡性預金(CD)を含めることができるため、銀行にとっては融資に利用できる資金が増えることになる。
専門家は、今回の算出方法変更によって、理論上は8000億元(約13兆円)超の流動性余地が生まれると試算。ただ、各行の貸出規模や自己資本規制などを考えると、実際に放出される資金はこの理論値を下回るとみている。
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