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3日の香港市場概況:小反落、利食い売り優勢も下値は限定的

注目トピックス 外国株

3日の香港市場では主要指数のハンセン指数が小反落となり、前日比18.18ポイント安(-0.08%)の23531.44で取引を終えた。一方、H株指数(本土企業株で構成)は同6.10ポイント高(+0.06%)の10454.27、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同30.04ポイント高(+0.68%)の4448.23だった。

ハンセン指数は売り優勢でスタートした後、もみ合う展開となった。前日、半年ぶりに終値の年初来高値を更新した後とあり、短期的な利食い売り圧力が強まったが、下値も限定的だった。2日の米株高に加えて、香港ドル高を受けた域内への資金流入期待が相場の下支えとなった。また、本日は米雇用統計、欧州中央銀行(ECB)理事会が予定されており、その結果を見極めたいとの手控えムードも強まった。

ハンセン指数の構成銘柄では、前日大きく上昇した香港系不動産株が売られた。うち恒基兆業地産(00012/HK)、恒隆地産(00101/HK)は1%超の下落となった。また、サンズ・チャイナ(01928/HK)などカジノ株にも利食い売りが広がった。

半面、本土系不動産が堅調。華潤置地(01109/HK)が2.23%高、中国海外発展(00688/HK)が1.74%高で引けた。中国山東省の済南市が住宅購入制限の廃止を検討していると報じられた。不動産市況の低迷を受け、今後より多くの地方政府が規制緩和に動くとの見方もある。

ハンセン銘柄以外では、大幅増益見通しを発表した安徽コンチセメント(00914/HK)が5.63%上昇。このほか、中国政府が電気自動車(EV)の充電設備に対する補助政策を近く発表するとの観測報道を受け、広州汽車集団(02238/HK)など自動車株が賑わった。



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