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7日の香港市場概況:小反落、短期的な過熱感から利益確定売りが優勢に

注目トピックス 外国株

7日の香港市場では主要指数のハンセン指数が小反落となり、前営業日比5.44ポイント安(-0.02%)の23540.92で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同2.22ポイント安(-0.02%)の10487.34、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同30.74ポイント高(+0.69%)の4472.49だった。

ハンセン指数は寄り付き後に高くなる場面も見られたが、ほどなく値を崩した。引き続き年初来高値圏にあるため、短期的な過熱感から利益確定売りが先行した。また、この日の中国本土株がさえない値動きとなったことも投資家心理に影響した。ただ、前週末の米国市場が休場だったことで手掛かり材料に乏しかったほか、今週は9日以降に中国の経済指標が発表されることもあり、様子見ムードも台頭。売り急ぐ動きは見られず、後場には小安い水準でのもみ合いとなった。

ハンセン指数の構成銘柄では、足元堅調だったカジノセクターが利益確定売りで下落し、相場の重しとなった。サンズ・チャイナ(01928/HK)が2.04%安、銀河娯楽(00027/HK)が1.20%安で引けた。このほか、国際原油相場の下落を受け、中国海洋石油(00883/HK)や昆侖能源(00135/HK)などエネルギー株が売られた。

半面、本土系不動産株が続伸。中国海外発展(00688/HK)、華潤置地(01109/HK)がそれぞれ1.72%高、1.58%高となった。中国で住宅購入制限を緩和する都市が増えていくとの観測が手掛かり材料。また、香港への資金流入観測や外資系証券による目標株価の引き上げを受け、香港証券取引所(00388/HK)が3.08%値を上げた。

ハンセン銘柄以外では、長城汽車(02333/HK)が3.32%下落。6月の新車販売の不調が嫌気された。半面、中国北車(06199/HK)が7.41%上げるなど、鉄道関連が大幅高。中国で近く14本の鉄道敷設工事が着工するとの報道が買い材料視された。中国政府は景気対策の一環として鉄道建設投資を加速させている。



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