米国株式相場 上昇、FOMC議事録発表後に上げ幅拡大
[14/07/10]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
米国株式相場は上昇。ダウ平均は78.99ドル高の16985.61、ナスダックは27.57ポイント高の4419.03で取引を終了した。アルミニウム大手の決算を好感し買いが先行したものの、FOMC(連邦公開市場委員会)議事録の内容を見極めたいとの思惑から小動きとなった。FOMC議事録では10月に量的緩和を終了する可能性が高いとの見方を示したものの、概ね想定通りの内容でイベント通過の安心感から上げ幅を拡大する展開となった。セクター別では、メディアや消費者・サービスが上昇する一方で公益事業や食品・飲料・タバコが下落した。
アルミニウムのアルコア(AA)は決算が予想を上回り上昇。航空会社のアメリカン航空(AAL)は4-6月期の業績見通しを微調整したが、利益率や通年の需要に強気の見通しを示し上昇。一方で銀行大手のシティグループ(C)は住宅ローン関連債券などによる損失に関して、70億ドルの支払いで米司法省と和解間近と報じられたが小幅下落。GPS機器のガーミン(GRMN)は、アナリストがゴープロ(GPOR)やアップル(AAPL)の新製品が脅威になるとの見方を示し軟調推移となった。
マーケット終了後に航空会社のユナイテッド・コンチネンタル(UAL)が好調な6月の旅客輸送実績を発表し、時間外取引で上昇して推移している。
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