上昇、決算発表本格化控え手控えムード
[14/07/12]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
米国株式相場は上昇。ダウ平均は28.74ドル高の16943.81、ナスダックは19.29ポイント高の4415.49で取引を終了した。来週から4-6月期決算が本格化することから、企業業績を見極めたいとの思惑で手控える向きが多く、小幅な値動きに終始する展開となった。セクター別では、小売や電気通信サービスが上昇する一方でエネルギーや公益事業が下落した。
大手行のウェルズファーゴ(WFC)は概ね予想に一致する決算を発表したものの、小幅下落。石油大手のシェブロン(CVX)は、4-6月期の産油量が前年の水準を下回るとの見通しを示し軟調推移。米連邦住宅金融局(FHFA)が住宅ローン保険会社への資本規制を提案したことで、ジェンワース・フィナンシャル(GNW)やMGICインベストメント(MTG)などが売られた。一方でタバコのロリラード(LO)は、レイノルズ・アメリカン(RAI)がロリラードの買収交渉を行っていることを公式に認め上昇。携帯電話キャリア4位のTモバイルUS(TMUS)は、ソフトバンク傘下のスプリントによる買収合意間近との見方から堅調推移となった。
ファクトセット社によるとS&P500構成銘柄は、4-6月期に4.6%、7-9月期に9.4%の利益成長が予想されている。来週から本格化する決算発表では、4-6月期の業績に加えて今期の見通しに注目が集まりそうだ。
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