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15日の香港市場では主要指数のハンセン指数が続伸となり、前日比113.29ポイント高（+0.49％）の23459.96で取引を終えた。H株指数（本土企業株で構成）は同31.38ポイント高（+0.30％）の10489.15、レッドチップ指数（中資企業株で構成）は同42.52ポイント高（+0.95％）の4515.30だった。

ハンセン指数は終日プラス圏で推移。前日の米国株高に加え、この日発表された中国の6月の金融統計（人民元建て新規融資など）が堅調だったことが支援材料。また、香港ドル相場の高止まりが続く中、域内への資金流入観測も根強かった。ただ、前日と同様に上値の重い展開が継続。15-16日のイエレン米連邦準備理事会（FRB）議長の議会証言、16日の中国4-6月期国内総生産（GDP）を控え、その結果を見極めたいとの思惑が強かった。

ハンセン指数の構成銘柄では、中国移動（00941/HK）が3.37％高と大きく上昇。第4世代（4G）携帯電話の契約数が1000万件を超えたと報じられた。また、前日には通信大手3社による基地局会社の共同設立発表を受け、中国聯通（00762/HK）が大きく上昇したが、中国移動は相対的に出遅れ感が出ていた。中国聯通は1.09％高で引けた。

半面、中国工商銀行（01398/HK）が0.20％安と小幅に下落。15日付の外電報道によると、同行は人民元建ての海外送金サービスを一時停止したもよう。中国銀行（03988/HK）によるマネーロンダリング関与疑惑が背景とみられる。

ハンセン銘柄以外では、中興通訊（00763/HK）が8.38％値を上げた。6月中間決算の大幅増益予想をさらに増額修正したことが好感された。半面、大幅減益予想を発表した中聯重科（01157/HK）は3.04％下げ、年初来安値を更新。同社は減益要因について、不動産市況の悪化などを背景とした建機需要の鈍化が響いたと説明している。



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