概況からBRICsを知ろう〜ブラジル市場は3営業日続伸、昨年3月12日以来の高値を再び更新
[14/07/23]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 57983.32 +0.61%
22日のブラジル市場は3営業日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比349.40ポイント高(+0.61%)の57983.32で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは49、値下がり20、変わらず1と買いが優勢。全セクターが上昇し、中でも消費者サービスや金融に買いが集中した。
前半はマイナス圏に転じる場面もあったが、その後は買い戻された。ボベスパ指数はこの日、終値ベースで昨年3月12日以来の高値を再び更新。政権交代への期待が高まっていることが引き続き支援材料となった。
【ロシア】MICEX指数 1405.97 +1.55%
22日のロシア市場は7営業日ぶりに反発。主要指標のMICEX指数は前日比21.47ポイント高(+1.55%)の1405.97で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは46、値下がり4と買いが優勢となった。
終始プラス圏で推移し、引けにかけて上げ幅を徐々に拡大させた。連日の下落で売られ過ぎ感が強まり、幅広い銘柄に買い戻しが広がった。また、欧米との関係悪化懸念の後退も買い安心感を与えた。
【インド】SENSEX指数 26025.80 +1.21%
22日のインドSENSEX指数は6営業日続伸。降水不足懸念の大幅後退が引き続き支援材料。7月10-16日の降水不足率が7月初めの41%から15%に低下したと発表された。また、外国人投資家(FII)の買い越しが継続していることも好感された。報道によると、FIIは6月に中小型株の投資割合を引き上げたという。ほかに、リライアンス・インダストリーズやHDFCなど好決算企業に買いが継続したことも指数をサポートした。
【中国本土】上海総合指数 2075.48 +1.02%
22日の上海総合指数は反発。今週は11社の新規株式公開(IPO)が集中するとあり、IPO銘柄への資金流出懸念から朝方は売りが先行。ただ、ほどなく切り返すと、その後は堅調に推移した。商品相場の上昇を受けて非鉄金属や石炭など素材セクターが買われたほか、地方都市で住宅購入規制緩和の動きが広がる中、不動産株の一角が堅調に推移した。また、上海・香港の相互取引が10月にも開始される見通しとなっており、資金流入への思惑があらためて浮上した。
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