概況からBRICsを知ろう〜ロシア市場は小幅続伸、小売大手マグニトなどが上げを主導
[14/07/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 57419.96 -0.97%
23日のブラジル市場は4営業日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比563.36ポイント安(-0.97%)の57419.96で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは20、値下がり48と売りが優勢。通信と素材を除くすべてのセクターが下落し、中でも石油・ガスや公益に売りが集中した。
小幅安で寄り付いた後は下げ幅を急速に拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。連日の上昇を受け、足元では買われすぎ感が強まり、幅広い銘柄に利益確定売りが広がった。
【ロシア】MICEX指数 1406.58 +0.04%
23日のロシア市場は小幅続伸。主要指標のMICEX指数は前日比0.61ポイント高(+0.04%)の1406.58で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは22、値下がり28と売りが優勢となった。
後半は利益確定売りに押されたが、引け間際にプラス圏を回復した。小売大手マグニト(MGNT)などが上げを主導。好調な業績が支援材料となった。また、メケル(MTLR)やノリルスクニッケル(GMKN)など金属大手の上昇も指数をサポート。政府がメケルの倒産を回避させるとの報道が好感された。
【インド】SENSEX指数 26147.33 +0.47%
23日のインドSENSEX指数は7営業日続伸。後半にマイナス圏に転じる場面もあったが、その後は買い戻された。マレーシア航空機の撃墜をめぐり、米国などが平和的な解決道を模索していることが一段の関係悪化懸念を後退させた。国内では、外国人投資家(FII)の買い継続が指数をサポート。また、政府が鉄道分野の民間資本への開放を加速させる方針を示したことや、市中銀行の資金調達規制が緩和されることなども好感された。
【中国本土】上海総合指数 2078.49 +0.14%
23日の上海総合指数は続伸。地方都市における住宅購入制限緩和の動きや、中国人民銀行(中央銀行)のやや緩和的な政策スタンスが支援材料となった。人民銀は前日の定例オペで、資金吸収オペの実施を見送っている。ただ、ベンチャー企業向け株式市場「創業板」が下げ幅を広げる場面では一時マイナス圏に沈む場面も。また、翌24日に7月のHSBC製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値を控え、様子見ムードが強まった。
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