概況からBRICsを知ろう〜インド市場は8営業日続伸、国営企業の民営化加速を好感
[14/07/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 57977.56 +0.97%
24日のブラジル市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比557.60ポイント高(+0.97%)の57977.56で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは52、値下がり16、変わらず2と買いが優勢。資本財を除くすべてのセクターが上昇し、中でも素材や消費者サービスに買いが集中した。
おおむねプラス圏で推移し、引けにかけて上げ幅をじりじりと拡大させた。中国の経済指標が好調だったことが鉄鉱石ヴァーレ(VALE3)など大型資源銘柄の物色手がかり。HSBCが発表した7月の中国製造業購買担当者指数(PMI、速報値)は52.0となり、市場予想の51.0を上回ったほか、18カ月ぶりの高水準となった。
【ロシア】MICEX指数 1408.80 +0.16%
24日のロシア市場は3日続伸。主要指標のMICEX指数は前日比2.22ポイント高(+0.16%)の1408.80で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは22、値下がり28と売りが優勢となった。
弱含みの展開が続いた後は終盤にプラス圏を回復した。好調な中国の経済指標が支援材料となり、鉄鋼や石油など資源銘柄の一角に買いが集中。また、小売大手マグニト(MGNT)の大幅続伸も指数をサポート。好調な四半期統計が引き続き好感された。
【インド】SENSEX指数 26271.85 +0.48%
24日のインドSENSEX指数は8営業日続伸。朝方は軟調も、欧州時間に上げ幅を拡大した。国営企業の民営化加速が好感された。政府はこのほど、コール・インディアに続き、国営大手インド鉄鋼公社の一部株式を10月までに市場に放出する方針を示した。年度内にほかの国営企業の一部株式も売却する計画だ。また、インフラ整備を加速させるため、政府がPPP(公民連携)方式を検討していることも引き続き支援材料となった。
【中国本土】上海総合指数 2105.06 +1.28%
24日の上海総合指数は3営業日続伸。終値で4月16日以来、約3カ月ぶりに節目の2100pt台を回復した。中国当局が緩和的な金融政策スタンスを示していることや、各地方政府による住宅購入制限緩和の動きが引き続き追い風要因。金融や不動産など大型株が上昇し、相場を押し上げた。また、寄り付き後に発表された7月のHSBC製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が市場予想を上回り、1年半ぶりの高水準となったことも支援材料となった。
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