米国株式相場 まちまち、FOMCや雇用統計控え小動き
[14/07/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
米国株式相場はまちまち。ダウ平均は22.02ドル高の16982.59、ナスダックは4.65ポイント安の4444.91で取引を終了した。明日以降にFOMC(連邦公開市場委員会)や雇用統計などのイベントが予定されており、結果を見極めたいとの思惑から手控えムードとなり、朝方は売りが先行。その後は企業買収の発表が相次いでいることが好感され、下げ幅を縮小する展開となった。セクター別では、公益事業や不動産が上昇する一方で運輸や食品・生活必需品小売が下落した。
ディスカウントストアのダラー・ツリー(DLTR)は同業のファミリー・ダラー (FDO)の買収を発表して両社とも上昇。不動産情報サイトのジロー(Z)も同業のトゥルリア(TRLA)の買収を発表し、既に買収観測が報じられていたものの堅調推移。先週金曜日に新規株式上場を果たしたファストフードのエル・ポロ・ロコ(LOCO)は大幅続伸となった。一方で6月中古住宅販売仮契約が4ヶ月ぶりに低下したことが嫌気されレナー(LEN)やトールブラザーズ(TOL)など住宅メーカー各社が軟調推移となった。
ウクライナやイスラエルの情勢の混迷が報じられているものの、米国株式相場への影響は限定的にとどまっている。
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