概況からBRICsを知ろう〜ロシア市場は3日ぶりに反発、連日の下落で値ごろ感が強まる
[14/07/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 57118.81 -1.00%
29日のブラジル市場は3日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比576.91ポイント安(-1.00%)の57118.81で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは12、値下がり58と売りが優勢。全セクターが下落し、中でも石油・ガスや公益に売りが集中した。
朝方はプラス圏を回復する場面もあったが、その勢いは続かなかった。成長減速懸念が改めて意識されたもようだ。ブラジルの成長見通しが9週連続で下方修正されたほか、鉱工業生産の一段減少懸念も強まっている。6月の鉱工業生産は8月1日に発表される予定。前年同月比では前月のマイナス3.2%からマイナス7.9%に減速すると予測されている。
【ロシア】MICEX指数 1369.83 +0.58%
29日のロシア市場は3日ぶりに反発。主要指標のMICEX指数は前日比7.89ポイント高(+0.58%)の1369.83で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは34、値下がり15、変わらず1と買いが優勢となった。
中盤に利益確定売りに押される場面もあったが、その後は買い戻された。連日の下落で値ごろ感が強まり、幅広い銘柄に買い戻しが広がった。ロシア株のPERが4.9倍にとどまり、21の新興市場の中でもっともやすいといわれている。
【インド】休場
【中国本土】上海総合指数 2183.19 +0.24%
29日の上海総合指数は6営業日続伸。終値で約7カ月半ぶりの高値を連日で更新した。相場環境が改善する中、株価の先高期待が強まっている状況。上海・香港間の相互取引開始が近いとの観測から市場への資金流入期待が持続したほか、住宅購入規制緩和を手掛かりに不動産セクターなどが買われた。ただ、足元の株価上昇で短期的な過熱感も意識される中、2200ptに迫る水準では利益確定売りに押され、後場には小安くなる場面も見られた。
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