米国株式相場 まちまち、4-6月GDP好感もFOMC後に揉み合う
[14/07/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
米国株式相場はまちまち。ダウ平均は31.75ドル安の16880.36、ナスダックは20.20ポイント高の4462.90で取引を終了した。朝方発表された4-6月期GDP速報値が予想を上回る年率4.0%成長となったことが好感され買いが先行したものの、連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとの思惑から上値の重い展開となった。FOMCでは100億ドルの追加量的緩和を決定したが、雇用情勢に懸念を示した。利上げに関して具体的な示唆はなく、その後も揉み合う展開となった。セクター別では、小売や銀行が上昇する一方で公益事業や食品・飲料・タバコが下落した。
短文投稿サイトのツイッター(TWTR)が予想を上回る決算を発表して急騰。鉄鋼のUSスチール(X)や製薬・バイオのアムジェン(AMGN)も好決算を発表して堅調推移となった。一方でGPS機器のガーミン(GRMN)は、増益となる決算を発表したもののスマートフォン普及によるGPS専用端末の需要に懸念を示したことで下落。医療保険のヒューマナ(HUM)は減益となる決算を発表して軟調推移となった。
米国市場への上場準備中の中国電子商取引大手アリババ・グループが、モバイル・メッセージング・アプリのスナップチャットに対し100億ドル規模の企業価値評価で出資を検討している模様。
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