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31日の香港市場概況:小幅に8日続伸、上海株高などを受けて後場に切り返す

注目トピックス 外国株

31日の香港市場では主要指数のハンセン指数が小幅に8営業日続伸となり、前日比24.64ポイント高(+0.10%)の24756.85で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同10.88ポイント高(+0.10%)の11130.20、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同21.67ポイント高(+0.46%)の4718.29だった。

ハンセン指数は終値で2010年11月8日以来、約3年9カ月ぶりの高値を連日で更新。足元の急ピッチな上昇を受けて短期的な過熱感が意識される中、総じて軟調な値動きを続けていたが、大引けにかけてプラス圏に切り返す展開となった。上海・香港間の株式相互取引が10月にスタートするとの見通しや、香港ドル相場の高止まりを受けた資金流入期待が引き続き支援材料となった。この日の上海株が後場に強含んだことも追い風となった。

ハンセン指数の構成銘柄では、本土系不動産セクターが大幅高。中国海外発展(00688/HK)が4.62%高、華潤置地(01109/HK)が3.64%高で引けた。浙江省の寧波市が新たに住宅購入制限の緩和に踏み切ると報じられたほか、バークレイズ・キャピタルが値ごろ感を指摘したことが買い材料視された。

半面、前日に大幅高となった香港系不動産セクターの一角が安い。うち恒隆地産(00101/HK)は1.64%反落した。同社が昼休み時間に発表した2014年6月中間決算は市場予想を上回ったものの、足元の株価上昇を受けた利食い売りが優勢となった。このほか、昆侖能源(00135/HK)など石油株も反落した。

ハンセン銘柄以外では、京信通信(02342/HK)が5.88%上昇。2014年6月中間決算で黒字転換する見通しを示したことが好感された。このほか、広州白雲山医薬(00874/HK)が3.55%値上がり。米ファイザーのED治療薬「バイアグラ」のジェネリック医薬品(後発医薬品)について、当局の製造認可待ち段階との報道が買い材料視された。



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