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13日の香港市場では主要指数のハンセン指数が3営業日続伸となり、前日比200.93ポイント高（+0.81％）の24890.34で取引を終えた。H株指数（本土企業株で構成）は同129.54ポイント高（+1.17％）の11193.89、レッドチップ指数（中資企業株で構成）は同26.37ポイント高（+0.55％）の4810.97だった。

ハンセン指数は終値で2010年11月8日以来、約3年9カ月ぶりの高値で引けた。取引時間中に中国で複数の経済指標が発表され、神経質な相場展開に。前場は7月の人民元建て新規融資が市場予想を下回ったことで急速に値を崩す場面があった。ただ、後場にはプラス圏に切り返し、大引けにかけて上げ幅を拡大。午後に発表された7月の鉱工業生産などは市場予想をやや下回る着地となり、政府が景気下支え策を継続するとの見方につながった。

また、近く決算を発表する中国移動（00941/HK）やテンセント（00700/HK）が引け際に買い戻されたことも指数を押し上げた。中国移動を含む本土系通信セクターを巡っては、民間資本の受け入れなどを進める「混合所有制改革」の計画案を年内に完成させる見通しとも報じられている。テンセントは連日の上昇を受けて反落したが、堅調な業績が見込まれる中、大引けにかけて急速に下げ幅を縮小した。

このほかのハンセン銘柄では、出遅れ感のあった康師傅控股（00322/HK）など食品セクターが上昇。半面、国泰航空（00293/HK）が1.74％下落した。この日の昼休み時間に発表した2014年6月中間決算は大幅増益となったものの、市場予想を下回ったことで売りが優勢となった。

ハンセン銘柄以外では、株洲南車時代電気（03898/HK）が2.72％上昇。前日大引け後に発表した中間決算は純利益2倍強と好調な内容だった。また、雨潤食品（01068/HK）が6.82％上昇するなど、豚肉関連が高い。中国が一部米国産豚肉の輸入を禁止したとの報道を受け、国産品の需要が拡大するとの見方につながった。



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